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夫とのこと

今日は私と夫のことについて話す。

彼とは職場恋愛で結婚した。
新卒で勤めた会社を半年で辞め、それ以降バイトをしながら全国各地をフラフラとしていたところ、見兼ねた親に尻を叩かれなんとなく受けた会社に入社した。特に興味があるわけでもなく、むしろ自分が苦手としていた物を扱う仕事だったため、またすぐ辞めて旅でもしようかなんて簡単に考えていた。

ところが入社後2ヶ月ほどで転勤の話が出た。地元で採用されたのだったが、人が足りないという理由でもしよければという会社側からの提案だった。私は、二つ返事で行くと答えた。もともと地元に執着があまりなく、むしろ離れたいとすら思っていたので好都合だった。
親としては複雑だったであろうが、当時の私はそんなことはつゆほどにも考えず今の街に引っ越してきた。

そこで出会ったのが夫だった。
馴れ初めは職場の新人歓迎会で、お酒に強い人がいるという話を聞いて彼の向かいの席に座りに行ったのがきっかけだった。とても素朴で、目立つ人ではないけど安心するような体型と穏和な空気を感じた。
当時のことを振り返ると、私自身はかなり積極的だったんだなと今では思う。

それからと言うもの、仕事終わりに2人で遊びに行ったりご飯を食べたりして、なんとなく付き合う流れになった。このぐうたらの私だが、お菓子を作ったり手料理を振る舞ったりなんかもした。
それからもとても自然で、何か引っかかることなくあれよあれよと言う間に結婚して子どもが産まれた。ご縁というのは不思議で、こんなにもスムーズに行くことがあるものかという感じである。

幸せなことに両家親族に祝福され、現在も良好な関係を保っている。家族もみんな健康で、共働きだがなんとかやりくりしている。もちろん不満はたくさんあるが、その都度話し合うことで次の日に持ち越さないようにはしている。今のところ大きな喧嘩というのもなく、なんだかんだ安定しているとは思う。

大きな刺激がなくとも、普通に生活できることがどれだけ幸せか。あのフラついていた頃の自分には想像も出来なかった人生だが、それを与えてくれた彼にはとても感謝している。

なかなか言えないけどね。笑
ありがとう。妻より。
君と会った〜その日か〜ら
なんとな〜く幸せ〜♪

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