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弊社が心配だ!質疑応答編

カエル男です。

会社あるあるかもしれませんが、こんなんで大丈夫?と思ってることを書く回です。

ええ、愚痴です。ただの愚痴で終わらないよう、何かしら気付きも書きたいと思います。愚痴が尽きなかったらシリーズでお届けします。

第二弾は、質疑応答編です。

外部講師とか本社の偉い人が来て色々とお話してもらう機会、ありますよね。お話しが終わった後に大抵設けられているのが、質疑応答です。

事前に考えてこられたであろう話も、内容が纏まっていて分かりやすいんですが、質疑応答の場では、その場でご自分の意見を述べてくれるので、熱が篭っていたり、本心が垣間見えたりして、非常に面白いです。

自分が気になっていることを直接聞ける、またとない機会ですので、そういう時には必ず手を挙げて質問する様にしております。

何より「質疑応答です、質問ある方は挙手をお願いします」の後に続く、地獄みたいな沈黙タイムが、大嫌いなんです。嫌いと言うか、耐えられない。

正直に言うと、昔は違いました。恥ずかしさや面倒臭さが勝ってしまい、本当は聞きたいことがあるにも関わらず、「別に興味ないですから」的な顔をして下を向いてました。この空気居た堪れないから誰か質問してよ…と思ってやり過ごしていたものです。

考えが変わる出来事が2つありまして。

1つは元経営者の親父殿から聞いた話。

いつかの年末年始に、飲みながらそんな話になりまして。親父殿は元経営者だから、呼ばれて話す機会が多かったんです。質問される側ですね。親父殿曰く「あちこちで同じ様な話してるからスラスラ話せるんだけど、質疑応答では色々なこと聞かれるので考えなきゃいけない。でも、質疑応答が時間が好きだった」と。

話す側のタイプや姿勢によるかもしれませんが、そりゃ同じこと話してるよりも、それを受けて質問とかしてくれたら、ちゃんと聞いてかれていると実感もでき、自分なりの考えを更に伝えられるので、楽しいのかもしれません。

二つ目は、自分が企画する側になった時のこと。

とある研修会を開き、その運営をサポートする機会がありまして。外部講師を招き、50名くらいの社員を相手に色々と話して頂きました。その時の質疑応答で、地獄の時間があったんです。せっかく他所から来て頂いてる講師の前で、質疑応答の時間を設けているのに、誰も手を挙げない。

今思えば、そういう地獄タイムを避けるために、事前に何名かに質問してもらうよう根回しするとか、上手くやる方法はあったなぁと反省しています。でも当時は「大人がこれだけ集まって色々話を聞いた後に質問の1つもないの?」と唖然としちゃいました。

以上、2つの経験から「そういう質疑応答の時間は1番に手を挙げる」と決めました。

不思議なもので「手を挙げる」と決めていると、色々意識が変わります。

まず、めちゃくちゃ前のめりで話を聞くようになりました。この話が終わったら質問するんだから、ちゃんと聞いて気になる点を考えよう、という頭になります。自然と相槌を打ったり、メモをとったり、考えながら話を聞く様になりました。恐らく、それまでと比べて、理解度が上がり、記憶に残りやすくなったと思います。

そして、ゲストのことを事前に調べる様になりました。当日の話だけで質問が浮かばなかったら困るので、ゲストがどんな方なのか、どういう考えなのか、書籍やら公の場で語った発言やらを見返して、学ぶようになりました。

やはり、どういう境遇でどんな考えの人か、が分かっていた方が、話の理解が深まりますし、この発言の意図はこうだなぁ、といった真意が分かる様になります。

あと、周りから有り難がられる様になりました。よくよく考えれば、ゲスト、ゲスト側の従者、受け入れる側の偉い人、同僚、といった関係者全員が「質疑応答でシーンとなる地獄みたいなのやめて!」と思っています。

●ゲスト
「せっかく話たのにシーンとすな」
●ゲスト側の従者
「わいの上司が来たんだから盛り下がるな」
●受け入れる側の偉い人
「カッコ悪いからシーンとすな」
●同僚
「地獄タイム、誰か手を挙げてくれ」

きっとこんな風に思っているのでしょう。そこでバシバシ手を挙げるから「助かったぁ有難う」と思ってもらえるのかなと。

先日も偉い人が来てくれ質疑応答の時間があったんですが、誰も手を挙げない地獄タイムになりかけまして。何で手を挙げないんだろう、質問したいことないってどういう頭で話を聞いてたの?と疑問に思ってしまいました。

もちろん私は挙手して、聞きたいことをたっぷり教えて貰いました。

いい勉強になりました。
「質疑応答の際には1番に手を挙げる」ルール、本当におすすめですよ。

では。

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