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宴席で主導権を握る方法

カエル男です。

社会人なら一度くらい接待に駆り出されたことがあるのではないでしょうか。行きたくない歓送迎会とか忘年会の類も、広義の意味では接待にあたると思います。

飲みニケーションと言われる様に、お酒を飲み交わしながら饒舌に話し合うことで、関係が深まることもあると思います。個人的には、飲みニケーションが好きではありませんが、一定の効果が見込めることもある、と思ってます。

接待においては、ホスト側がゲスト側をおもてなしすること、が重要です。気持ち良くなってもらい、何かホスト側に利があることを引き出したり、関係強化できたら、しめたものです。

特にお偉いさん同士が飲み会で良い感じになると、一気に話が進むケースがあったりします。

先日、ボスが接待に行ってきまして。お相手は元銀座のママさんという肩書きのお方です。ボスも色々経験してきましたし、多少は自信もあったと思います。意気揚々と接待に向かったんですが「何も出来なかった」んだとか。

一体、何をされたのか。

それは、座る場所でした。
当然ながらボスは下座に座り、上座を空けて待っていたそうです。向こうは店に着くなり「まぁまぁまぁまぁ」とボスを上座に追いやり、自分は下座に座ったんだとか。

その後は、料理の取り分け、お酒を作る、果ては話題の振りまで、全て相手方主導で進められてしまい「何にも出来なかった」そうです。

なかなか興味深い話でした。ここから何が言えるのか、考えてみたいと思います。

上座に座らずに下座に座ったこと。これによって相手に主導権を握られてしまった訳ですが、これは「立場が上の人が、立場が下の人の役割に回る」ということかと。

「立場が上の人」が「立場が下の人」の役割を奪ってしまうと「立場が下の人」は困りますね。

会社の偉い人が朝早く出社してたり、トイレ掃除してたり、電話とってたりしたら、ちょっと気にしちゃうじゃないですか。

「立場が上の人」がふんぞり返ってくれてた方が「立場が下の人」は、やりやすいです。その人が喜びそうなことをしておけば済む訳ですから。

今回みたいに役割を奪われてしまうと「立場が下の人」は何して良いか分からなくなります。正解が分からなくなるから、為す術がなく、相手の意のままになってしまう訳です。

あとは「意表を突かれた」からではないでしょうか。

ボスは当然自分が下座に座ると思っており、下座に座った後の行動を想像してました。ところが意表を突かれて、上座に回らされてしまった。そのパターンを想像してなかったので、何も出来なかったのではないかと思います。

・立場の上の人が、立場の下の人の役割に回る
・意表を突く(想定外の行動をとる)

この辺りに、宴席で主導権を握る秘訣がありそうです。宴席に限らず、主導権を奪うコツかもしれませんね。

では。

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