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よく知らない横文字がでてきたら一次情報をあたるんだ

タイトルそのまま、よく知らない横文字がでてきたら、本来の意味と異なる使い方、言葉が一人歩きしているケースがあるため、一次情報をあたって元々の意味を確認した方がよいですよね、という話です。

・ビジネスプロデュース戦略
・ビジネスプロデューサー
・フックと回収エンジン

ここ2年くらいの間に、こういった言葉が社内で急に広まり、色んな資料で見かける様になりました。

ビジネスプロデューサーという自覚をもち…
フックと回収エンジンをシナリオに落とし込む…

こんな感じです。数年サイクルで流行りの横文字が社内を席巻するのは弊社アルアルですし、担当する業務とはあまり関わり合いがなかったので、まぁいつものことか、と気にしないでおったんですが、とうとうフックと回収エンジンと対峙することになってしまったんです。

フックというのは「撒き餌」回収エンジンは「儲ける仕組み」のことを指しており、よく例えられるのが、Googleの場合は「撒き餌」が無料の検索エンジンで、「儲ける仕組み」が広告です。

フックと回収エンジンを考えてみたんですが、回収エンジンでつまづくんです。わたくしは単一&既存事業の営業なんですが、回収エンジンって商品が売れる、しかないんですね。幾らフックを考えたとて、回収エンジンはただ一つ。
ふわふわとした回収エンジンなら、例えば商品の認知度を上げる、とか、ファンを獲得する、とか書けるんですが、それは儲ける仕組みではないだろうと。回収エンジンも自由に設定できる立場の人(営業でなくもっと決定権を持ってる人とか)若しくはタイミング(新規事業創出とか)でないと、うまくハマらない考え方なんじゃないか…と疑問に思った訳です。

で、読んでみた本がタイトル写真にある本『3000億円の事業を生み出すビジネスプロデュース戦略』です。上述の横文字を推奨されているコンサルティング会社の方が書いた本で、まぁもともとの意味を調べるという意味では間違いないでしょう。

読んでみてビックリ。僕の仮説は大体合っておりました。

曰く、ビジネスプロデュースとは、
社会的課題を取り込んだ形での解決策を構想して、実現に向けて業界を超えて仲間づくりをして、連携すること、だそうです。(たしか)
業界と業界の間にビッグビジネスが転がっているものだこうで、新規事業創出の際に用いる手法として紹介されてました。

その構想を練るなかで用いられる考え方が「フック」と「回収エンジン」で、新規事業だから儲ける仕組みも割と自由に設定でき、達成するための期間も3年〜5年と長めにされております。

既存の、単一事業の、一営業が四半期のプランを検討する際に使う考え方としては、合っていないと思いますよ。本の内容は面白かったですし、考え方は勉強になりますが、今の仕事で使えるかは?です。

多分、社内でそういった横文字を連発してる人ってもともとの意味を理解せぬまま、使っているんじゃないですかね。

こういうこと、結構、あると思います。

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