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コロナで試された、自分で決める力。

3月から、教室主宰として判断を迫られる瞬間がたくさんあった。

その決断の中で、大事にしてきたことの1つが、

「非日常が続く中で、ひとときでも”日常”の一コマを。」だった。


だから・・

出来うる限り、普段通り
を貫いた。
(感染症対策をとることはもちろん、実施前に保護者の方には、お一人お一人ご意向を伺っている。)


これが良いことのか、悪いことなのか、
いやこれはもう良し悪しではなくて、一人一人の判断なのだけど、

私のエゴなんじゃなかろうか・・と。
毎日葛藤だった。

これでいいのか・・。

本当にいいのか・・。




でも、6月のある日のレッスンー。

3ヶ月ぶりに対面レッスンで会った生徒ちゃんに


「他の習いごとも再開した?」と聞くと、

「やめちゃった・・」とポツリ。


軒並みイベントがキャンセルになったり、
お休みになった状況に、
『全部無駄になっちゃった』感覚になってしまったのだと・・。


もちろん、イベントキャンセルも、習いごとのお休みも仕方ないのことー。
命を守る行動。当然のこと。


だけど・・
たった1回のイベントキャンセルも、
数ヶ月のお休みも、

重みが全然違うのだ。


よかった。

もちろん、今、無事にいて、結果論として言えることだけれど・・。


葛藤が少し救われた瞬間だった。



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