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シリコンバレーへオンライン留学!_Draper University of Heroes【DAY04】

アメリカシリコンバレー、サン・マテオにあるDraper Universityへ2週間オンライン短期留学した経験、失敗、学びを全て赤裸々に綴っています。

Business Modeling

DAY 4のお題はビジネスモデルの枠組みを整えるbusiness modeling。

講師はDAVIDさん、デザインシンキングの手法を用いて起業家の手助けを行っている方です。ハード系のプロダクトデザインを過去に多く取り組んできて、商品化の成功に導いているそう。

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$120M集めて市場から見放された商品

まず、ビジエスモデルを考える上で例に上がったのが「JUICERO PRESS」といった商品。ネスプレッコーヒーマシーンのスムージージュース版のような商品と思ってもらえれば分かりやすいかと思います。

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シリコンバレーで誕生したハード系スタートアップのJUICERO PRESSは投資家から120Mも集めたのち、創業後16ヶ月で廃業に至りました。良くも悪くも、失敗談から学ぶ良い事例としてレクチャーで話されておりました。

ジューサー自体のデザインはとてもクールで、一見とても欲しくなる商品です。ただ、当初の販売価格は$700、そしてジュースキットは本体を購入しないといけなく、単体では購入できないモデルでした。

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失敗の要因は何だったのか?

市場から見放され失敗した原因ですが、このジュースのキットをわざわざ機械にセットして絞り出さなくても自らの手で絞り出して簡単に作れてしまうといった、なんとも単純な結論。。

後からググってみたところ、結構ネット上では批判の嵐でした、そもそも$700もする高級機械なんぞいらない、と(笑)

ではなぜ、この誰でも気付きそうなことに目を向けなかったのか。答えは各々に問われますが、やはり自分たちが作りたい商品を作ってしまったからではないでしょうか。

市場に出る前にユーザーの声を聞く、テストをしてリアクションを確認するする大事さをJUICERO PRESSの例を交えて教わりました。

ワークショップ

講義も折り返し地点に差し掛かり、ここからチームごとでのワークショップ。実際にフレームワークを用いてビジネスアイデアのブラシュアップを行いました。

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使った手法はキャンバス。実は自分もこの手法でビジネスアイデアを考えていたことが過去あったのでスッと理解できました。

チームで使用したツールはこちら
https://app.mural.co/

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クラウドサービスのため、チーム同士でオンタイムで作業をし合えます。
zoomに繋ぎながら1人が画面共有さえ行なえば、遠隔でも不自由なくコミュニケーションが取り合えました。
さすがシリコンバレー。テック系のサービスはいろいろと便利なものが揃っているなと個人的に感心しておりました。

授業の最終は別のチーム同士でアイデアのフィードバックを出し合いました。

失敗談3
自分のボキャブラリーの希薄さ。。今回チームの発表は僕が行いました。(GoProビジネスモックを選定)
画面共有機能があったので、かろうじて相手チームに意思を伝えることができましたが、話す、伝える練習をしないといけないと焦りました。
予め用意した文章であれば練習さえすれば乗り越えられますが、とっさのやり取りは、現場での数をこなさないとダメだなと恥をかいて教訓を得ることができました!

一方、相手側チームの発表のアイデアは「Hona」という、ブロックチェーン技術を用いたサービス。ベータ版を近日中にリリースするという、既に実装向けて走り出しているオウンアイデアでした。

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1人1人が尊敬し合える社会実現のため、実現したいゴール設定や習慣を皆んなで支え合い、それをブロックチェーン技術を使って実現するアイデアでした。

こちらが公式ウェブサイトですので、気になる方は直接連絡して見てください。ファウンダーはアメリカ人黒人男性の、すごく優しそうな方でした。
(ベータ版を近日中にリリースするそうです)

ブロックチェーンとShopping for Good

プログラムを受けていて頻繁に飛び交っていたキーワード『ブロックチェーン』。実はDraper Universityの授業料もブロックチェーン技術の代名詞「ビットコイン」での支払いも受け付けています。

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正直ブロックチェーン技術について詳しく調べることもなかったのですが、
エシカル(倫理的な)消費行動と、ブロックチェーン技術はまさしく相性ぴったしではないか!と日中に気付き色々とググっていました。

Shopping for Goods→Shopping for Good!
現代の大量消費社会から、エシカル(倫理的な)生活に切り替えるきっかけをサービスにしたいと考えているアイデアです。

物、金、情報の流通情報をブロックチェーンに記録して、信頼を担保、可視化することをブロックチェーン技術的信頼できるトレーサビリティを実現できる。

ソーシャルメディア、インフルエンサーの台頭により、若者の間(ミレニアム世代)の消費行動は「共感型」に移行しています。信頼の度合いを可視化、数値化するにはブロックチェーン技術は欠かせません。

点と点が繋がってきて、線になりそうな予感。。
シリコンバレーにオンライン留学して、アイデアが少しづつ固まってきた感じがしました。

To be continue! 続きます!

学んだこと、失敗したことなど全て赤裸々に綴り、次の挑戦者の方へ上手くバトンを繋げれれば幸いです!

【著者プロフィール】
180株式会社(ワンエイティー)代表取締役 上仲 昌吾

Twitter「@ShogoUenaka」でも発信しております

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アメリカ・カリフォルニア州・サンディエゴで4年間過ごし、あらゆる価値観に触れてきました。現在ソーシャルビジネス事業化に向け構想中です。ソーシャルグッド、サーキュラーエコノミー、ベネフィットコーポレーションを実践されている方、是非とも意見交換をさせていただければ幸いです。