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ロシア紀行 part 7 ペテルブルク編③ ロシア美術館、ユスポフ宮殿地下ツアー

7日目 

この日の午前は再び用事に勤しんでいました。お昼頃にアナスタシア演目発表されたんだった……ぶったまげたなぁ。

ロシア美術館

ロシアの芸術作品が所蔵されている美術館。好きな美術館です。

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左がジナイーダ・ユスポワ(40歳頃)、右がフェリックス・ユスポフ(16歳)の肖像画。ユスポフ家御用達のセローフという画家の作品です。

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レーピン画、ニコライ2世の肖像。近くに小さい女の子とお父さんがいて、お父さん「ニコライ2世だよ、知ってる?(女の子首を振る)ロマノフ朝最後のツァーリだよ。彼の家族はエカテリンブルクで殺されたんだ」女の子(超びっくり顔)というやり取りをやっていました。

人気の美術館なので入るまでに結構時間がかかり、見終わったころには夕方近くなっていました。

ユスポフ宮殿 地下ツアー

やっと来られた……神々の土地をみてから来たくて来たくて仕方なかったユスポフ宮殿。宮殿自体の観覧は昼間もできるのですが、曜日限定でラスプーチン暗殺関連のツアー(といっても、自分で見て回るもの)があります。このツアーは人数限定で、観光のハイシーズンの夏などは埋まってしまうこともあると聞いていたのですが、私は前日でもネット予約できました。本当は昼から来て夜までいるつもりだったけど、その前の用事が長引いたため、宮殿の見学は翌日に回すことに。

ツアーの最初にビデオ解説を見ました。

当時のツイートたち。「ロシア語まあまあ分かる」は大嘘です。この手記「ラスプーチン最後の日」を入手したかったんだけど叶わず。

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フェリックスがラスプーチンを宮殿に招き、暗殺に協力したドミトリーやその他軍人たちは別室で待っていたそうです。食事に毒を盛ったのに「効かなかったんだけど!?」と言いにいったときの様子かな?

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どうしても上手く撮れなかったドミトリー・パヴロヴィチ・ロマノフ大公。煙草を吸っていますね。机の上には小さなケーキが置いてありました。

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地下の暗殺現場


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顔がいい……(フェリックス)

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ビデオ解説のフェーリャによれば「ラスプーチンは新しい服を着ていた」そうです。お花の刺繡がかわいいね。

ツアー受付開始時刻より少し遅れて行ったら最初の一団がすでに見学に行ってしまっていて、そのあと私と一緒に見ていた人たちがすごく少なくて、ロシア人は解説をスラスラ読んで次の部屋に進むので「ちょっと! こんな薄暗いところに置いて行かないで!」と急いでしまったのが無念です。

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は~明日また来よう。フェリックスとアリーナ(史実ではイリーナ)夫妻です。

夕食 グルジア料理

大事な用も終わったので自分お疲れ! ということでレストランに行きました。前回ペテルブルクに来た時にも行った、とても好きなグルジア(ジョージア)料理レストラン。ロシア料理はそりゃ町中にあるし、日本にもあるけど、グルジア料理はなかなか食べられないのでね……大好きなんだグルジア料理。にんにく多め、脂肪分多め(シュクメルリ然り)で、スパイスきいてるものが多いけど、ロシアでグルジア料理食べたことある知人(日本人)はみんな虜になってます。

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グルジアはワイン発祥の地という説があるそうですね。「キンズマラウリ」というのがフルーティで飲みやすくておいしいのでおすすめ。日本でもロシア料理のお店で見つけられるかも。

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奥がトマトと牛肉のスープ。寒かったけどスパイスであったまった。手前はハチャプリ。パン生地でチーズと卵を包んだもの。初めて食べた時からすごく好きで、日本にいる間ずっとハチャプリのことを考えているみたいなものなのに、一人で食べるにはあまりにもボリューミーでした。一番小さいものにしたのに。食べ終わったあとは「もうハチャプリいいわ」となったけど、やっぱり今はハチャプリが恋しい。

これで1,000ルーブル(1,600~1,700円)とは。素晴らしい。でも一人旅はお決まりのおいしいものを頼むしかなくて、種類たくさん食べたりチャレンジしたりできないのがちょっと悲しい。

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帰り道 カザン聖堂