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惟る

夜中、ぼんやりと考えていた。

一定数の人間は
失われることより失うことの方が怖い
だから
失う恐れがある対象を持とうとしないが故に
大切な人もモノも朧げなままなのではないか

朝が来るのが怖いから
夜のままでいてほしい
永遠とは
続くものではなく
終わるためにあるのではないか

と。


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