見出し画像

うまい酒

先日、高校の時からの親友たちと浅草のホッピー通りへと飲みに出かけた。
コロナが流行る前は2週間に一回くらいの頻度で会っていたから、こんなに長い間会わないのは久しぶりだ。
太陽が傾き始める午後4時ごろに集合したにも関わらず、あっという間に夜の10時。他愛ない話をして盛り上がった。

ホッピー通りは昼から混み合っているから座れるかわからないぞと友人に言われていたが、本当にその通りでびっくりした。
混雑度合いに関しては少し油断していたが、無事にハシゴ酒は大成功。すぐに他のお客さんたちと顔見知りになれる距離感が心地よく、これがホッピー通りの醍醐味なのだと思った。

次の日は案の定二日酔いになってしまったが、その感覚すら懐かしく、
ほろ酔いで友達と語らう夜の楽しさを久しぶりに思い出した、いい夜だった。


入店時に店員さんから検温されるのも、机の上に消毒液が置いてあるのも、マスクをつけたまま話すのが当たり前になったことも、いつの間にか気にならなくなり、新しい当たり前の日常に自然と慣れてきたのだな。と、ふと感じた。

この先、日本が、世界が、どんなふうに変わっていくかはわからないけど、きっと新しい価値観を取り入れてそれらに慣れていくことに、時間はかからないんだろうな。

どんなに住む環境が変わっていっても、変わらない友情があることを再確認できたことは、私にとって大きな強みと安心感に変わった。

リモートも悪くないけど、やっぱりたまにはこうして、大好きな人たちと外で酒を飲みたい。
大好きな人たちと外で飲む酒が、きっといちばんうまいはずだから。

冬は熱燗で乾杯しようね。



ではまた、シーユー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?