風にも100種類あんねん?:GLAY第75曲『南東風』
日本では虹は7色なんやけど、ドイツや中国では5色で、アメリカでは6色。南アジアのバイガ族では2色だという。でも、それぞれ見えている虹は同じものである。これは事物をどう分解するかっていうことが、世界の認識に影響を与えているという事例である。
白だって、アンミカから言わせれば200色ある。だがしかし、胡粉色(ごふんいろ)や、生成色(きなりいろ)、真珠色(しんじゅいろ)あたりは、もう素人目には全部同じ色や。
風にも色んな種類があるらしく、たとえば春に吹く風にも、春疾風(はるはやて)、花風(はなかぜ)、貝寄せ(かいよせ)、などそれぞれ少しずつ違う風なのだ。
「東風(こち)」も、春の風の一種で、春頃に東から吹く風を指す。
南東風(みなみごち)ってのがどういう風なのかは分からないんやけど、おそらくは南東から吹く風で、GLAYの『南東風』から察するに、夏に吹く風なんだろう。ただ気圧の差で大気が移動するだけなのに、人々は風を分類し違うものとして認識している。すごいな。
前置きが長くなったけど、GLAY『南東風(みなみごち)』をどうぞ!雷蔵さんリクエストありがとうございます。
南東風では、くず(宮迫博之とぐっさんのデュオ)とYUKI(元JUDY AND MARY)が参加している。
くずは、どういう経緯で参加したのか忘れたけどYUKIは函館の同郷で、TERUやTAKUROと幼馴染である。
ライブの最後にみんなで「ごちダンス」を踊るのが楽しい『南東風』は、2004年のGLAY EXPO in USJのラストを飾った。『南東風』がリリースされるまでは、皆んなで歌う曲=『I'm in Love』というイメージがあった。感傷的でとってもエモい曲である。しかし2004年のEXPOでは『I'm in Love』はライブ中盤に早々とやってしまい、最後はケロッと楽しく『南東風』で大合唱&ダンス。この雰囲気はGLAYっぽいなって思った。
GLAYはアルバムでもライブでも最後は明るくハッピーに終わる。サザンならこういう曲順にはしないやろうなぁという曲順である。もっと具体的に言えば、GLAYとサザンは、アルバムのラスト2曲の順番がまるで逆なのだ。
桜🌸が見頃の週末は、あいにくの雨やけど、
雲の切れ間に今日のその嬉しそうな笑顔を分けて、世界一のI LOVE YOUを♪
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