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ボーカルという役割についてガッツリ考えてみた:GLAY第95曲『ANSWER』

私はポップスやロックが好きで、なかでも「ボーカルが上手いかどうか」が私にとって重要なポイントになる。どんなに曲が良くてバンド隊が上手くてもボーカルが下手だとあんまり聴かなくなる。要は、上手い人の歌声を聴くのが好きなのだ。
そこで今日は「私の思うボーカル」について書いてみたい。私自身は普段はオーケストラで伴奏楽器をやっていて、その上、歌はド下手。あくまで、ただえらそうな素人目線ということでご理解ください。

ボーカルの仕事

ボーカルの仕事はバンドで歌を歌うことに留まらず、「バンドの顔」としてバンドを代表することになる。少なくともポップスやロックではそうだ(他のジャンルでは知らん)。だからMCもやるし、ジャケット写真も1人で写ることがある。MVやテレビでも抜かれることが多く、必然的にバンド=ボーカルの人という印象になる。

ボーカルの表現力

歌声に「表現力がある」とよく言うけど表現力ってなんだろうな。ハッピーな部分はハッピーに、悲しい部分は悲しく、という感情の表現の振り幅の事を指しているのかもしれないけれど、私はそれだけではないと思う。言葉で表すのが難しいけれど表現力には「説得力」のようなものが必要だと思う。
たとえば、「感じてほしい、導くまま」という歌詞を歌ったとする。変な言い方やけど説得力のある歌声の場合、"その歌詞を歌っている"という事を忘れ、「感じてほしい、導くまま」というメッセージがダイレクトに聴く者に入ってくる。逆に、説得力がない人は、どんなに切なげな声で歌っても「あぁ、なんか、『感じてほしい、導くまま』って歌ってるな」ってちょっと外野から見た感じになって冷めてしまう。私にとっての表現力とはこういう事だ。そしておそらくこの「説得力」は才能である。

一流のボーカル

歌の技術があるからと言って一流のボーカルではない。歌の技術力だけで言えば、カラオケ選手権みたいなのに出てる人や、ボイトレの先生も相当に高いだろう。一流のボーカリストは、私としては、歌の技術力の高さはもちろんの事、そのうえに"魅力的な歌声であること"が必要だと思う。
この人の声をずっと聴いていたいと思う声、ライブを一回し(20曲〜25曲)しても飽きない声、そんな声が大好きだ。ちなみに、私は日本のボーカリストで言えば、
・TERU
・かれん(little glee monster)
・清水依与吏(Back number)
の三人が好きだ。

ボーカルの孤独

どっかでTAKUROが言ってた「ボーカルの孤独」について。ライブ会場で多くの観客とスタッフとバンドメンバーが居ても、最後の最後、ボーカルは孤独な存在だと言う。言葉を選ばずに言えば、ボーカルよりもバンドメンバーのほうが気楽なのかもしれない。私自身これまでバンドでギター、ベース、ドラムの全てをやったことがあるのだが、残念ながらボーカルはやったことがないので実際にその孤独を体感はしたことはない。でもボーカルの孤独や特有の苦しみを想像することはできる。「1人で戦ってる」という感じなんだと思う。それに、どんな事があってもShow Must go on、ショーは続けなければならない。
あと、よく思うのが、ボーカルは歌詞をばっちり覚えてなきゃならない。忘れてしまうと歌えない。でも歌詞を覚えてなきゃならないのは広い会場と大人数の観客の中でたった1人なのだ!

プロフェッショナル・ボーカリスト

長くなったが、本日は2人のプロフェッショナル・ボーカリストによる夢の共演。『ANSWER (feat.氷室京介)』を紹介したい。

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