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この歌詞だけでどんだけ酒が飲めるかっちゅう話やねん:GLAY第317曲「HAPPINESS」(1999)

今日はみんなに、声高に言いたいことがあるねんけど、聞いてくれる?

夜の静寂(しじま)に 深く埋もれそうな2人に
覚めて見る夢は幼すぎて
重い荷物を引きずるように辿り着いた
冷え切った部屋と 冷えた体
誰にも見えない不確かな未来へと…

どや?
もっかい言うで?

夜の静寂(しじま)に 深く埋もれそうな2人に
覚めて見る夢は幼すぎて
重い荷物を引きずるように辿り着いた
冷え切った部屋と 冷えた体
誰にも見えない不確かな未来へと…

どや??
この歌詞だけでどんだけ酒が飲めるねんっていうくらい、素晴らしいワードセンスやと思いやしませんか?

名曲「HAPPINESS」は、1999年10月20日にリリースされたアルバム「HEAVY GAUGE」に収録されたゴスペル付きバラードである。

その後、2000年1月1日に「HAPPINESS -WINTER MIX-」としてシングルカットされることになるのだが、HEAVY GAUGE発売当時は、個人的には「生きがい」とか「FATSOUNDS」とか「Savile Row~サヴィルロウ3番地~」が目立っていて「HAPPINESS」はちょっと印象が薄かった。個人的には、ね。
それがWINTERなんかをミックスしちゃって、2000年の元旦にリリースされるのだから、さながら、中学時代はパッとしなかった大人しい同級生が坂道アイドルグループでデビューしたくらいの衝撃だったわけだ。いや、それは言い過ぎか。

いずれにしても、1月1日リリースとは、、当時のレコード会社やCD小売店の皆様は元旦発売に向けて準備しなくちゃならないわけだから、さぞ迷惑だったことでしょう!(笑)

そんな「HAPPINESS」なんだけど、ギターの"重さ"はやっぱりHEAVY GAUGE仕様になっていて、実はこの曲の、ギターの重さと、アウトロのピアノのメディテート(瞑想)なフレーズこそが、HEAVY GAUGEアルバムの本質を作っているとさえ思う。
そして、重いギターは「生きがい」にも引き継がれ、ピアノのテーマは「summer FM」のアウトロにも引き継がれ、アルバムとしての統一感をもたらしているのである。

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