詩集 「家」-1031更新-
・息苦しくて、何度も家出しようと思った。私は、家に、家族に、お金に、縛られていた。
・小2で引っ越しをして、迷い込んだ子羊みたいだ。大好きな友達はいない。子供ながら、友達とお別れしたのがショックだったけど、大きい家は、歓迎してくれた。
・閑静な集合住宅街。400軒以上並ぶこの家は、私の父の努力が詰まっていた。誇らしげな父を見て、自分も誇らしくなった。
・近所の友達がたくさん出来た。ボール遊びやケイドロをした。周りは男の子で、私はついていくのに必死だった。
・近所の歳下をいじめてしまった。7歳ほどの私は、数時間後に後悔する。その時は、後悔なんて言葉は知らなかったと思うけど。
・迷子になるだろう複雑な道路。初心者は出るのが難しい道。案内しなくても、今はGoogleマップがあるのがすこし悲しい。
・怒ってる時も泣いてる時も、自分を励ます日も複雑な道は、私を包み込んでくれる。私は部屋の延長線で散歩をしているみたいだった。
・公園が2つある。両方とも木の中を秘密基地にしようと開拓した。最高の探検だった。公園の中野小さい木を私たちは蹴落とした。
・静かな空間になってしまった。10年前、あんなに子供がいたのに、誘拐された? みんなどこにいるの。
・何度も何度も通っているはずなのに、飽きない。風景は同じなのに、どこか違う景色。私は、家と家の周りが好きだ。
・家に帰りたくない。遠回りをしても結局深夜には家にたどり着いてしまう。それでも帰るところがあるのは幸せなんじゃないかって思う。
・道は、どこまでも続く。途切れることがなく、どこまでも。自分を信じていれば、道はある。今は闇がかかっていても必ずひらけるから。
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