「よ」から逃げたい
夜から逃げたい
前回書いた記事のいわゆる秋はとっくにやってきて(人肌恋しいかと言われれば、人肌恋しい)
もう晩秋らしい。
ずいぶん涼しく、なんなら朝はもう寒くなってしまった。
朝が寒い一方で、昼間はなんだかんだヒートテックを着るにはまだ暑いぐらいの気温。
(この分を書き始めたときはそれぐらいの気温だった。今日、ヒートテックデビュー。)
夕方には涼しく、だんだん寒くもなっていく。(もう寒い)
こんな感じの季節の夕方から夜にかけて吹く風に吹かれると
なんだかどうしようもなくなる。
どうしようもないってどんな感じ?
聞かれると答え方に困るけど
心理的な金縛りのような感じ?
...あまり上手く例えられる気がしない。
身体は動くけど、なんだか感情的な部分が
まるで身動きが取れなくなる。
早く寝てしまいたい。
最近、そう思うようになった。
たぶん一過性の感情なのだけど。
どうしようもなくなったら
どうしようもない。
だったら、早く寝てしまおう。
世から逃げたい
早く寝てしまえば、夜からは逃げれるかもしれないけど、
起きてしまえば、そこは世である。
生きている限り、世からは逃げられない。
生きている限り、そこは世である。
世から逃げたいとは言っても、直接的にそれが死にたいとか
そういうことを意味するわけではない。(ややこしい)
気持ち的に、逃げられたらいいのになぁ、という具合である。
あ〜、明日も仕事かぁ
あ〜、水道代払わないといけないなぁ
生きているといろいろ面倒くさいな〜
あ〜
と漠然と思っている。まるで他人事のように。
世の中は、面倒くさいことだらけだ。
しかも、面倒くさい事柄は、たいてい、人間が生み出したものや習慣だ。
明日も仕事に行かなきゃならないのは、
人間が働いて、お金をもらい、そのお金でごはんを食べたりする
という社会のシステムを構築したからで
水道代を払わなきゃいけないのは
口座振替の手続きは、銀行に行かないとできない
というシステムを誰かが構築したからである。
「面倒くさい」は人が作ったものでできている。
(この人間がつくった「面倒くさい」の話はまた別の記事でしたい)
兎にも角にも、夜からは逃げれても
世からは逃げられない。
明日もどこかの誰かが、ほかの誰かに、出会い頭に言う。
「よっ」
なるほど、やはり世からは逃げられない。
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