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香港紀行④ 香港のデモを振り返ってみる

 筆者は2019年8月にこの地を訪れています!行った雰囲気をお届けできればうれしいです!!

 香港紀行の前回の記事です!よかったらぜひ!!

 一応今回が香港紀行ラストなんですけど、やっぱりこの時期(2019年 夏)に行ったからにはこのことに触れておきたいと思ってます。ただ旅々総研と銘打っているので旅行や知りたいであろう当時の治安を中心に書き、政治やイデオロギーには次いでついでに語っていく所存です。

 まず、デモの時期に香港に行く場合、果たして安全なのだろうか?という話です。「もう今下火になったじゃーん!!」「コロナで終わったからもうないんじゃないの??」と思う人もいるかもしれませんが…

 ちょっと待てい、おじさんそんな話認めませーんよ。(注:筆者はピッチピチの20歳です

 香港は1国2制度という法律に従って自分たち独自の法律や行政府を持っているんです。これについて話すと長くなるし、この記事を読んでいる92.2%がどっかに行ってしまいそうなのでこういう話はGoogleやYahooにお任せしたいと思います。そのため、香港は民主主義なのですが、習近平主席になってからこの香港の民主主義や民主的な権利を非常に強く制限するようになりました。そのため2015年には雨傘運動や2019年のデモに繋がりました。

 習近平主席は非常に強権的な考えを持つ人といわれており、今後も政権の中心にいると言われているため、今後も香港に対して締め付けをしてくると考えられます。むしろコロナウイルスの国外流出を止められなかったことを帳消しにするため、香港への圧力を強くするのでは…

 で、旅行に行って安全かという話ですよね。僕の答えとしては大丈夫です。ただし条件付きです。それはデモをしている場所に近づかないことです。例えば尖沙咀のネイザンロード(九龍半島の目抜き通り)で抗議デモを行っていた場合、なるべくそこを避けて、香港島の方へ行く、もしくは新界の方へ行くなどの対策をとることをお勧めします。デモやっている場所以外は本当に平和です。空港で大規模デモが起きた日は私たちはモンスターマンションというところ(香港紀行2を見よう)を何事もなく観光していました。

 ただ、デモになった地域のお店は速攻で店じまいします。そのため私たちは夕ご飯が食べられなかったという時がありました。デモになるのであればあらかじめ早めに飯を食べる、お土産屋さんに行くのが両策だと思います。

 そんなどこでデモが起きるとかなんてわからないじゃーんって思いますよね。旅々総研はそんなあなたの不安に寄り添う解決方法を持ってるんですよこれが。(`・ω・´)

 香港のテレビ外務省のHPには明日どこどこでデモしますなどの情報が出ます。香港のテレビは英語か広東語(中国語の一種)なのでわかりにくいかもしれませんが、外務省のHPは非常に優秀です。特に旅レジには絶対に登録しておくことをお勧めします。これはデモの起きる地区や通り名までしっかり教えてくれるので何度も助けになりました。参考にしながら旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか。


空港は?僕たちが行った時には空港はエラいことになっていました。

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 空港というのは非常に外国の世論に対してデモ隊が訴えかけるのにうってつけの場所なんですよね。だから主張の描かれたパンフレットがいくつもの言語に翻訳されたものを配ってました。(翌日警察によって強制退去されたとのこと)僕も日本語訳をもらいました。

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 本当に香港の未来を思って行動している同世代の人たちを見て、自分が日本の未来にできることって何だろう…。

 それに今まで自分は観光客にこんなに配慮してくれたデモ隊なんて見たことありませんでした。というか世界史上こんなデモ隊や政治運動を僕はあまり知りません。普通、デモ隊の兄ちゃんが「よく来たね!楽しんできて!!」「いってらっしゃい!」とか言います?どんな時にも人に対するおもてなしを忘れないとは… 兄ちゃん俺がディズニーの人事だったらミッキーの中身に即採用してるよ( ノД`)。

 ただ、空港はパスポートと搭乗券を持っていないと入場できないようになってしまったのでそこまで危なくなることはないでしょう。

 仮に今の状況が収束したとしても、香港の街ではまた大きなデモ活動が再開されると思います。しかし、だからといって旅行をあきらめてしまうのはもったいないです!!ですから、本当に入念な下調べをして、計画することをお勧めします。

 いかかでしたでしょうか?香港。もしかしたら追加で書くこともあるかもしれませんが、とりあえず香港紀行はこれで終了。楽しんでいただけたら幸いです。それではまた!!



 

 

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