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「いじめ」って何?

突然ですが、私は、中学一年生の時
いじめにあったことがあります。
隣の席の男子に容姿について
侮辱するような歌を大声で歌われていました。

入学してから仲良くしていたクラスメイトは、
その男子に混じって無視してくるときもあれば、
何も無かったかのように話かけてくる時もあって、

誰をどう信じたらいいのか分かりませんでした。
部活でも、吹奏楽部で先輩にも先生にも厳しくされ
本当の意味で居場所と言える場所がありませんでした。

思春期だったこともあり、親にも素直に気持ちを打ち明けられず、いつかバレるんだろうなと思っていました。でも、きっと親は自分の味方になってくれると信じていました。

担任の先生に部活中に呼び出され、話をされました。
その時、どんな話をされたか、あまり覚えていません。

でも、直接泣きながら謝ってきたのは、同じ部活の子1人だけでした。

担任から親に連絡がいき、本当なのかと聞かれました。あんたにも原因があったんじゃないの?と言われました。
当時は納得していたのを覚えています。もしかしたら自分も、周りにとって気に食わないようなことをしていたのかもしれないと。

同じ時に、祖父が急死しました。
たくさんのストレスが重なり、1週間まるまる学校を休むこともありました。

中学校2年生からは、元の中学校がマンモス校だったこともあり、分離して新設された学校に移りました。
小学校区で元の学校に残るか、新設校に移るか決められたので、2年生からは馴染み深い小学校の同級生ばかりで、安定して過ごせました。

高校生になって、また生徒数が増え、クラスでは一匹狼でした。なんとなく女子のグループができる中で、私はどのグループにも入らず、広く浅くあまり目立たないように表面上の関係性を保てるようにしていました。吹奏楽部のメンバーとは居心地がよく、そこが居場所だったのが救いです。

そして今、大学生になり、一人暮らしをしています。
中学一年の時のことは、今でもきっと、私の思考を支配しています。
今は、信頼できる友達がいて、本当に追い詰められたら、相談出来るありがたい環境にあります。
でも、きっと、この先、人に裏切られたりするような、当時と同じような状況になった時、前のように殻に閉じこもって、誰を信じたらいいのか、分からなくなり、自分のことも信じられなくなるときが来るのではないかと、不安です。

「いじめ後遺症」という言葉を
聞いた事はあるでしょうか?

いじめから何年経っているのかなどは問わず、
過去にひどいいじめを受け、それがトラウマとなり、成人してからでも、ひきこもり、うつ病などを発症します。いじめられた経験が心の傷となり、人と関わること、特に同世代の人に強い拒否反応を示し、不安を感じます。いじめを受けて、10年20年経ってから受診される方もいらっしゃるそうです。

いじめは、人の心を傷つけます。
そして、そのは年月がたって消えていくようなものではありません。
ずっとナイフで刺されたままなんです。
そのことに、気づいている人は
どのくらいいるでしょうか?
いじめられた人しか気づくことができないのであれば
一生いじめはなくならない気がします。

成人になって、
将来もし子どもができたら、、と考えると、
「いじめ」という言葉が子どもの口から出てくるのがとても悲しいです。
「いじめ」なんて言葉はなくていい、世の中からそんな言葉消えていって欲しい。そう思います。

そのためにも、今の社会を構成している私たちが
「いじめ」って何なのだろう。
人を信じるってどういうことなんだろう。
人を裏切るってどういうことなんだろう。
思いやりってどういうこと?
たくさん考えていかなければならないと感じます。
最近は、そんなことばかりが、頭の中に浮かび上がっています。

大学生のクソガキの長々とした呟きでした。
寒いですね。ですね。
美味しいもの沢山食べたいです。

#いじめ #いじめ後遺症 #心の傷 #大学生

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