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最近気になった舞台の取り組み

ホリプロが発表した舞台での新たな取り組みが気になったので、ここに書き残しておきます。

ホリプロが今秋に上演する『ジョン王』において、リラックス・パフォーマンス公演を実施すると発表しました。

①年齢制限の引き下げを致します。(4歳以上入場可)
②車いす席を通常公演よりも増やします。(要事前予約)
③上演中の入退場は自由といたします。
④上演中の客席照明通常公演よりも若干明るくいたします。 

(公式サイトより抜粋)

上記の4点が、このリラックス・パフォーマンス公演の特徴のようです。

今回、「リラックス・パフォーマンス公演」という言葉を初めて聞いたのですが、バレエやクラッシックの公演では、これまでに同様の取り組みがあったようです。
(それぞれ微妙に内容は異なりますが、より多くの人が不安を解消して鑑賞できる環境づくりという点では共通していると思います。)


私の知る限り、ホリプロがこのような取り組みをするのは初めてのことだと思います。

舞台は没入感が大きな醍醐味ではあるのですが、私の場合、演出で大きな音や特殊効果が使われると、そちらにビクビクして内容が二の次になってしまうことがあります。
そのため、このようなある意味で逃げ場を作ってくれる取り組みはいいなと思います。

レミゼの銃声が苦手すぎるというような話も以前書いたことがあります。

上演中の入退場をしたことはありませんが、「入退場してもいい」という環境があるだけでも、心が軽くなると思います。

ジョン王では、平日の公演一回をリラックス・パフォーマンス公演の形態で上演するようです。
私は土日の観劇が中心なので、この回は観に行けなさそうですが、こういう取り組みが続いてくれると、大変嬉しいです。


今回の取り組みとは直接関係はありませんが、
2019年のピピン日本初演では、介助者の方が一時入場できるよう、現行の制度改定がなされました。

色々な事情がある方が楽しめる環境づくりが少しづつ進んでいるのかなと思います。
また、このような取り組みがあれば、ここで記録していきます。

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