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少子高齢化について考える

エマニュエル・トッドの家族類型によると日本は権威主義的(直系)家族に分類され、ドイツ、フランス南西部、スウェーデン、ノルウェー、韓国なども同じ家族形態である。家族類型についてはこちらを確認して欲しい この家族形態とイデオロギーは密接に関係していて、儒教はまさに権威主義的家族のイデオロギーである。若年層が抱えている「親の介護」と「子の教育」への不安が少子化を招いているのは言うまでもないが、これは儒教の影響である。ちなみに韓国の合計特殊出生率は2023年時点で0.72である

    • エマニュエル・トッドの家族構造

      トッドは親子関係を自由主義と権威主義に分け、そして兄弟関係を平等主義と不平等主義に分けることで、家族構造を4分類し、さらにその他3分類を加えて、7つに分類している 絶対核家族 子供は親元を離れ、独立した世帯を持つが、遺産相続は親の遺言で決定される。親子関係は自由主義的で、兄弟関係は不平等主義的となる。こうした形態はアメリカやイギリスといったアングロサクソン特有のものである。近代のイノベーションは核家族社会で起こった 平等主義核家族 絶対核家族と同様に、子供は親元を離れた後

      • ガクチカのすゝめ

        選考は面接に偏重している。 さらに新卒採用においてはガクチカがその半分を占めている。 しかしながらこのエピソードトークが弱い学生が多いように感じる。 まず、エピソードトークは面接におけるボーナスゲームである。何故なら企業側が全く情報を持ち合わせていないからである。したがって、こちらが話しやすいエピソードを話せば良い。ただ、エピソードを作る方法というのはあまり話題にならない。 学生時代に目立った体験をしていれば、それをそのまま持ち込むだけで、勝負できるかもしれない。しかし、

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