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ガストバーナー危険浪漫譚 / 2023.09.23→24 MAGICツアー途中下車名古屋編→神戸編

名古屋
神戸

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 記憶がない。珍しくお酒もほとんどと言っていいくらい飲んでいないのに、この土日が余りにも一瞬すぎて記憶がない。幻だったのかもしれない。最近全力で生きすぎている。バタバタしていたのもある。
 いずれ二日間共にしたマズバグチームとガストバチームでキャンプに行きたい。ちょっともうコテージとか借り切って、吹き飛んだ炭の粉が入ったカレーライスを分け合って仲を深めに深めたい。本当に恥ずかしい過去の話とかして、いつまでも未来を夢見る仲でありたい。
 今回のツアーで思うのは僕達は2020年の始動から、随分熱量のある友達が増えたということ。HERE、人生もバンドも先輩で、あんなに全力でライブをするのを見せられたら、大好きになってしまうのは避けられない。音楽を飛び越えて「全力で楽しむ」というジャンルで結集している思いになった。QOOPIEも、ああ、好きだ。全力で演奏を楽しんでいる顔が脳裏に焼き付いている。我々は楽しんでいるのを他人に見せびらかしているだけかもしれない。
 YOWLL、絶対これからもっと一緒に燃え上がっていくだろうな。歌声がモーセみたいにオルタナの海をかち割っていた。Thursday video night club、ほとんどが高校の先輩なんだけど、「音鳴らすって楽しい!」の原体験の喜びを分かち合えているようで嬉しかった。ちなみに高校では一言も話したことがないので、人生とは不思議なものである。あまりにバタバタしていたせいで、卒アルもってくるのを忘れてしまったのだけが少し後悔している。

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 僕は根っからのインディーズ精神というかなんというか、物販に立つのが好きだ。人が好きだし、ガストバーナーを好いてくれている人は面白い。物販で話しながら、お客さんが今日このライブハウスにくるまでの日々だったり、疲れだったり、労働だったり、お金だったり、少しの贅沢だったり、脳内の老廃物が溜まりまくった平日を想像したりしている。
 ライブの日は、僕達もお客さんも全力で弾けて明るい顔しか交わさないのだけど、それまでの道程をしっかり想像しながら、この人は普段何を思考して日々を生きているのか、そんなことに思い馳せながら物販に立っていたりする。怖くないよ。
 人生がライブハウスで混じり合うというのは、やはりロマンがある。バンドをしていないと会えない人が沢山いる。そしてバンドをしていないと輝けない自分もいる。変な話、バンドをしていないとバンドメンバーにも会えない。不思議な引力の中心にバンドという謎の固まりがある。なんだかやっぱりやめられないんだよなぁ。またライブハウスでお会いしましょうね(でもマズバグチームとはキャンプいきたい)。
 

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