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徒然なるビート

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自分の人生を振り返って大切なものを考えたり考えなかったりするブログです。
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#人間

肩書きを捨てたら

[1]肩書きを捨てたら
 肩書きを捨てたとき、本当の自分の価値が明るみになる。かつてバンドを活動休止にしたとき、僕はただの16ビートはやおになった(「16ビートはやお」自体一つの肩書きじゃねえか、というのは一旦置いておくとして)。その時に、これまで肩書きにもたれかかって自分を大きく見せていただけなんだなと思い、焦ってやけに練習したのを覚えている。実力が追いついたかはまた別ではあるけれど。
 世の中

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肩書きと資本

[1]肩書き
 小学生の頃は「先生」が人の道とは何たるやを教える存在だと思っていたし、最初に勤めた組織の「部長」はドラマで出てくるような真っ黒な意志を腹に抱えた人で、格下の人をずっと視界に入れないようにしながら経済新聞を細く折りたたんで読んでいた。肩書きというものは、周りの見る目を縛ったり、本人の在り方も縛ったりする。
 人は心に沢山の隙があるので、気がつけば権力や肩書きの衣を身に纏って偉そうにし

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