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【スイス】Tête de Moine祭りに行ってみた④

お祭りの日、一日に2回チーズ造りの実演がありました。

このMaison de la Tete de Moineは工場設備は無いので、チーズ造りは昔ながらの方法をこのように実演イベントで見せているようです。

イベント以外では月に2-3回の一般公開の日が年間で決まっているようです。

ミルクの加熱から成形まで2時間かかるので、帰りのバスの時間もあり、見届けられませんでしたが、こんな段取りでやっているようです↓

14:00:製造開始 (レンネット温度まで加熱)
14:15:レンネット(レンネットによる牛乳の凝固)
14:45:カッティング、穀物とホエーの撹拌と加熱
15:45:チーズの取り出しと成型

Maison de la Tête de Moine内にあるミュージアムに、ジロールの歴史の展示がありました。

Tête de Moine専用の削り器ジロールは、1982年にNicolas Crevoisierという人が発明しました。
何百年も前から修道院でチーズが作られていたことから考えるとごく最近です。

基本的な構造は発明時から今まで変わっていませんが、昔は陶器の受け皿のものもあったようです。ここには展示は一種類だけでしたが、色んなデザインがあったら素敵だなと思いました。

あと最近は折りたたみの紙のものもあるようです。刃の部分がプラスチック製のようなので、削った時の使いやすさや綺麗さはわからないですが、持ち運びや収納の面では進化してますね。


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