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【スイス】Tête de Moine祭りに行ってみた②

こちらは今回行ったベルレー(Bellelay)という村の修道院です。1192年にはベルレーの修道士がチーズに関して言及した文書が残っているそうです。

その昔、修道院で生産されたチーズが領地の家賃の支払い手段として使われていました。

その後フランス革命が勃発すると、修道院から追われた修道士の後を継いで近隣の住民が修道院内でチーズづくりを継続してきました。

テットドモワンが注目されたのは、1970年代のジロールの発明です。そこで需要が飛躍的に伸びたそうです。

Swiss info.chによると、2022年はテットドモワンヌ過去最高の売上だったそうです👏

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お祭りのこの日は、この修道院で、チーズプラトーのコンテストが開かれていました。一般からの投票が可能です。

12作品ありましたが、どれも見事でした。

入賞者に与えられる金銀銅のジロールが展示されていました🥇🥈🥉

修道院で開催されていたチーズプラトーのコンテストに出品されていた12作品の中で私が気に入ったものの写真をいくつかアップします。

こちらはテットドモワンヌの周りに花びらが散りばめられていて、その中に牛型に型抜きされたチーズがあります。
グリーンの色付けもあり、まさに今の時期にスイスの春の高原のようです。

他にはRaclatte du Valaisがラクレット器にのっていてスイスらしいです。

こちらはテットドモワンヌのフリルの所にパウダーで色付けされていて、良いアクセントになっていました。こういう盛り付けがあるのですね。

この作品に使用されているのはやや紫の色なので何のパウダーかはわからないですが、別途会場でもらったレシピでは、この様な盛り付けにパプリカパウダーが使われていました。

高い段のところには山小屋の暖炉でラクレットチーズを溶かしているような演出がスイスらしくて素敵です。

投票の結果は、これが一位だったそうです🥇

華やかで、色んなチーズがあって、スイスらしさもありますね。

こちらもスイスらしい作品で面白いと思いました。アルプスの山と、頂上に続くロープウェイが表現されています。ロープウェイの下はハードチーズが崩れていて崖のようです。

その横でテットドモワンヌは花畑のようです。

作品の中での関連がちょっとわからないのですが、グリュイエールが市松模様にデザインされてるのもきれいですね。実際に使えそうなアイディア。色付けはパプリカパウダーでしょうか。

投票の結果は、こちらは3位だったようです🥉

そして、私はこちらに投票しました!

テットドモワンヌをこれぞとばかりにふんだんに飾って、迫力もあり、華やかでした。

よく見ると、羊さんに型抜きされたチーズが載っています。ふかふかの雲の上?花畑?草原?の様です。

これだけのボリュームのテットドモワンヌをジロールで削るのも、崩さないように飾るのも簡単なことでは無いと思うので職人さん尊敬です!

見ていてとても楽しいコンテストでした!



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