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呵責液
2019年10月27日 21:47
先に上げた、盲金魚ー水泡眼、ー和金、を見ていただいた方が分かりやすいです。※暴力描写、障害者、体の不自由な方、性風俗に携わる方に対して差別と取られるような描写がございます。そのような描写に対して、気分を悪くされる方は、ご注意くださるか、閲覧を御遠慮ください。また、こちらの作品は上記のような主張をするために書いたわけではなく、劇中の時代(明治〜大正をイメージした日本。現実的な考証の元で書かれた
2019年10月25日 21:57
盲金魚ー水泡眼、の番外編のようなもの。アタシは、名無しの権兵衛だった。親は二人とも、ろくでなしで、名前どころか最低限の世話もしてくれなかった。アタシが赤ん坊の頃は、少なくとも乳はやってたのか、それとも知り合いに預けていたのかは、知らない。けど、物心つくようになるまで、生きてはいられたんだから、そのどちらかではあったんだろう。ある日、隣に越してきた子に、名前を聞かれた。アタシは、豆鉄砲
2019年10月22日 13:50
ーネェ、あれは何?子供は、人だかりに向かって指をさした。ーアァあれは盲金魚売りだよ。姉は、弟の指した指先を窘めるように、己の手で包んだ。ー盲金魚ってなぁに、普通のお魚とは違うの弟の純粋な疑問に、少し困ったような顔をして、姉は答えた。ー盲金魚って言うのは、お人形のように綺麗な女の人達のことだよ弟はそれだけではさっぱり分からない、という顔をして、姉を見た。ー女の人達を一体どうするの?