「大麦小麦、二升五合」と唱えても霊験があるというお話
私が高校生の頃まで愛読していた、実話と随筆の書籍、『人生日記』のなかに、祈祷師のおばあさんの話があります。
そのおばあさんの唱える言葉は「大麦小麦、二升五合」で、とても霊験があったそうです。そこへ物知りの人が訪れて、おばあさんの唱える言葉は、『金剛般若経』にある、『応無所住而生其心』ですよと教えます。
おばあさんが驚いて、その経文を懸命に覚えて唱えますが、うまく発音できないのもあってか、霊験がなくなってしまったという話です。似たような言霊や祝詞があり、どれがほんとうなのかと戸惑う方も多々いますが、古代の神道の言霊、インドからやってきたお経の発音がどれだけ正確に伝わっているのでしょう。
発音も大事ですが、それよりも大事なものがあることを、私は祈祷師のおばあさんのお話しから学んだと思っています。
私のオリジナルソング、物語も心を込めてつくり、歌い、執筆しています。
そのため、重たいといわれることもしばしばです。
(了)
星谷光洋MUSIC Ω『愛よ泣かないで』
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