ザラニール将軍

名前：ザラニール将軍
尊敬ヴィラン：アレック・ルゥ将軍（『幻装げんそう戦隊せんたいエルファンサー』）
登場作品：『逆転ぎゃくてん戦隊せんたいゲコクジャー』

性格：
冷徹非情にして残忍な性格であり、気性も激しい。
首領の意を酌んで様々な悪事を考案し、それに適した怪人を送り込む。
しかしながら、それらは〈正義のヒーロー〉によって阻止されるのが常であり、作戦失敗の報を受けるやヒステリックに戦闘員へと八ッ当たりの体罰を加える。
首領に対しては絶対的な心酔で忠誠しており、如何なる処遇を受けても裏切る事など考えられない。

武器：
●愛剣〈ザラナ剣〉
●指揮用枝鞭

特徴：
首領から信任された懐刀幹部で、組織内ヒエラルキーでは絶対的なナンバー２として〈怪人〉〈戦闘員〉の上に君臨する。
作戦発案後は実働＆現場対応は怪人に一任し、基本的に自みずからが前線に赴く事は少ない。
しかしながら、いざ戦闘となれば並大抵の怪人よりは強い武闘派実力者でもある。
無論〈逆転ぎゃくてん戦隊せんたいゲコクジャー〉の戦闘員時代に於ける上官ではあるが、使い捨て消耗品程度の有象無象を彼が覚えているはずもないであろう……。

解説：
ネーミングは『ザラにいる将軍』から……なんですが、実際には〝ザラにはいない〟キャラクターとなりましたw
というのも〈幹部キャラクター〉というのは〈怪人〉〈戦闘員〉よりも各作品でモチーフやコンセプトが異なっている趣おもむきが顕著だからなんですね。
つまり〝万人が漠然と抱いている共通イメージ〟というのは、実は在りそうで無い。
大まかな種別像としては〈素顔露出型〉〈フェイスマスク型〉〈完全異形型〉程度しかなく、でも実際に比較参考にしてみると各キャラクターで方向性の差異が個性と機能している。
人によって〈地獄大使〉だったり〈死神博士〉だったり〈ヨロイ元帥〉だったり〈一ッ目タイタン〉だったり〈ハンターキラー〉だったり〈ウデスパー＆サデスパー〉だったり〈あしゅら男爵w〉だったりするワケです。この例だけでも既に千差万別。ある意味〈首領〉よりも舵が切りづらい。

基本的には作風準拠に『凡百無個性な幹部として機能させる』というコンセプトで模索しましたが、コレが相当厄介な注文でした。そもそも〝既存キャラクターを想起させながらも別物として生み出す〟というのは相当難度が高いのです。そこに加えて〝無個性ながらも自己主張を〟という矛盾した無理難題ですからね。しかも、本作のコンセプトを鑑みれば〝狭義的イメージを強いるモチーフ（動物とか）は据えない〟という縛りも加わります。コンセプトの安さに反して難敵でした。

当初は最も〝凡百的な印象の幹部〟として〈デスマダー将軍：登場作品『大戦隊ゴーグルⅤ』〉を念頭に着手しましたが、諸々の理由からやめました。
ひとつは既に〈攻撃隊長サブリダ：姫麗きれい戦隊せんたいアイレジナー〉として〈マズルカ：登場作品『大戦隊ゴーグルⅤ』〉をやっていたから……さすがに〈暗黒科学帝国デスダーク〉に偏り過ぎてしまいます。
もうひとつは〝ドクロ意匠〟が続き過ぎた感もあるので、ボチボチそれ以外でデザインを固めたかったという点。
で、次の案は私的に大好きな〈ヨロイ元帥：登場作品『仮面ライダーV3』〉をイメージした方向性でした。しかし、彼こそ強烈な個性の塊www
どうにも〝凡百域〟に纏まらないので他の副次的イメージを求めた結果、意外にスタンダードな悪役像〈ブラック将軍：登場作品『仮面ライダー』〉に着目して混合再構築する形と落ち着いたのです。

ボディは〈ブラック将軍〉宜しく〝黒軍服〟をモチーフとしていますが、諸々の装飾（勲章や肩当て等）は硬質パーツにて〈アーマー〉と落としてあります。赤いフェイスマスクは言うまでもなく〈ヨロイ元帥〉の名残ですね。で、全体像から受ける印象は〈デスマダー将軍〉とw
ベルトバックルを据えていないのは、この段階で敵組織詳細が固まっておらず〈組織エンブレム〉が決まっていないからです。というか、今後も作るかは分かりません。結構メンドくさい工程なので。まぁ、後々作れば据えるかもしれませんが……「このままでもいいかな？」とは構えている。

ちなみに本作の戦闘員は〈汎用戦闘員はんようせんとういん〉になります。

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