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凰太郎
2022年3月24日 16:31
あなたを信じていた。 ううん、信じていたかった……。 自尊を翳して嘯くヤンチャなところが好きだった。 自信に満ちているあなたが眩しかった。 まるで希望しか見えていない少年のように……。 あの言葉──「俺に任せておけ」──そう聞こえた。 あの言葉──「俺について来いよ」──そう聞こえた。 だから信じた。 信じ続けていたかった。 だけど、嘘だったのね。 信じて