見出し画像

英語オープンスクール①

ボランティア先の病院から近い、美味しいキリマンジャロコーヒーが飲めるお洒落なカフェで友人を待っていたときのこと。その日はカプチーノとお馴染みのココナッツがかかったチョコドーナツを注文し、昼飯のようなおやつのような食事をとりながら、久しぶりのWi-Fiを使い、プラダを着た悪魔の日本語字幕英語字幕を交互に聴いたり、会話集などを聴いて勉強していた。
お会計のときに、店員のショートヘアのお姉さん(私より少し若いくらい。Nと呼ぶ)が、英語勉強してるの?と聞いてきた。そうなんだよ、ボランティアで病院で働いてるけど、まだまだうまく話せなくて大変だ、もっと頑張らないと、と言うと、私が前に行ってたオープンスクールにあなたもくる?と言われた。突然のことで、何の勧誘?と驚いてしまったが、どうやらそのカフェの店員さん数人はそこで英語を勉強してきたようだった。そこからは、怪しい宗教のように、わらわらと人が集まり、月額のことだったり、毎日通えることだったり、クラスの時間以外もディスカッションなどで学校に行けることを説明された。あまりに為替が悪かったせいで、割と高くなってしまうが、それでも月2000円程度で、週5の2時間クラス+いつでもどうぞのディスカッションがつく学校に入れる。日本でも、対面の英会話、オンライン英会話など色々やってきた身としては、破格の値段ではあった。現地で英語を格安で勉強するなんて願ってもいないことだったが、なんせ突然のお話で、示し合わせたように集まってくる面々を見て、疑い深い私は、連絡先を交換したまま数日間考えることとした。

数日して、大体2-3週間の活動期間であるルームメイトたちが帰国してしまい、1ヶ月ほど誰もルームメイトが来ない状況に陥り、ボランティア後に英語を話す時間が減っていることを実感した。そこで、何か盗まれたりするリスクもあるかもしれないが、まずは人の優しさを信じて見よう、自分の英語をよくするためにとNに連絡し、ボランティア後にカフェで集合。そのままオープンスクールに向かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?