労働判例を読む

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労働判例を読む#277

労働判例を読む#277

今日の労働判例 【谷川電機製作所労組ほか事件】 さいたま地判R2.6.12(労判1237.73) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、産業別労働組合の支部組合Xが、会社の組合Yとして分離独立する際に、Xに留まる組合員が1名存在したこともあり、XとYのいずれが正当な権利承継者となるかが争われた事案で、分離独立の有効性やそれに

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労働判例を読む#276

労働判例を読む#276

【国・中労委(学校法人神奈川歯科大学)事件】東地判R2.6.26(労判1237.53) (2021.7.23初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、病院Xの看護師Cが、配転拒否を理由として解雇されたが、訴訟で当該解雇は無効と判断され(2審で確定)、物忘れが激しくなったため医師の診断を受け、多発性硬化症と診断されたため

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労働判例を読む#275

労働判例を読む#275

【視覚障害者後遺障害逸失利益等損害賠償請求事件】山地下関支判R2.9.15(労判1237.37) (2021.7.22初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、いわゆる労働判例ではありません。視覚障害者Xが、横断歩道を渡っているときに自動車に轢かれたため、自動車運転手Yに損害賠償を請求した事案です。  裁判所は、Xの請

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労働判例を読む#274

労働判例を読む#274

【NOVA事件】名高判R2.10.23(労判1237.18) (2021.7.21初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、英会話学校Yの英語講師Xらが、本来は労働者なのに労働者とされなかったことにより、年休や健康保険に関して不利益を被ったとして損害賠償を求めた事案です。  裁判所は、1審2審共に、Xらの請求を概ね認め

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労働判例を読む#273

労働判例を読む#273

【ハマキョウレックス(無期契約社員)事件】大地判R2.11.25(労判1237.5) (2021.7.16初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、有期契約者だったXらが労契法18条に基づいて「無期転換」されたことから、契約内容が正社員と同様になったと主張して、会社Yに対して正社員と同様の賃金などの支給を求めた事案です

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労働判例を読む#272

労働判例を読む#272

【ホームケア事件】横地判R2.3.26(労判1236.91) (2021.7.16初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、送迎担当者Xが未払賃金があるとしてデイサービスセンターYに対してその支払いを求めた事案で、裁判所はXの請求の一部を認めました。 1.裁判所の判断  この事案は、Xが週何日勤務するのかが明確でなか

労働判例を読む#271

労働判例を読む#271

【淀川交通(仮処分)事件】大地決R2.7.20(労判1236.79) (2021.7.14初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、性自認が女性であり、生物学的性別が男性であるタクシー運転手Xが、勤務先のタクシー会社Yから受けた就労拒否の処分を無効と争った事案です。裁判所は、Yの処分を無効と判断しました。 1.乗客の

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労働判例を読む#270

労働判例を読む#270

【センバ流通(仮処分)事件】仙地決R2.8.21(労判1236.63) (2021.7.9初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、コロナ禍で売り上げが大幅に減少したタクシー会社Yが、従業員Xらを整理解雇した事案で、裁判所は整理解雇を無効として、給与の一部の仮払いを認めました。 1.有期契約であること  この判決は、

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労働判例を読む#269

労働判例を読む#269

【エアースタジオ事件】東高判R2.9.3(労判1236.35) (2021.7.8初掲載) YouTubeで3分解説! https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK  この事案は、いわゆる「下積み」だった元劇団員Xが、劇団Yの裏方業務や公演への出演(そのための稽古なども含む)について労働者であることを前提に賃金などの支払いを請求した事案です。1審は裏方業務についてだけ労働者

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労働判例を読む#71

労働判例を読む#71

【国際自動車(再雇用更新拒絶第2・仮処分)事件】東地判H30.5.11(労判1192.60) (2019.6.14初掲載) この事案では、労働組合による労働者供給事業に基づいて紹介され、採用された従業員について、労契法19条の適用可能性が問題とされました。裁判所は、労働者供給事業に基づく場合の労契法19条の適用可能性を肯定しました。さらに、実際に労契法19条を適用したうえで、更新拒絶の合理性がないとして、雇用契約が継続していることを認めました。 1.労働者供給事業 労働組

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