会議で熱い議論がしたい

日本人は議論が苦手だとよく言われる。本当に日本人だけがそうなのか、国民性が影響しているのか、そーんな証拠は持ち合わせていない。しかし、自分が多くの経験をしたことは確かだ。諸外国と比べてではなく、絶対的にもっと熱い議論をしたいと思う。

私自身の性格の問題もあり、気にしすぎな性格は直さないといけないと思う。

問題点のひとつは、口調や態度が強い人がいる場合だ。その場の空気を丸くするためにその人に配慮する言動になる。その時間がもったいないし、怒らせないように議論がその人の言ったほうに誘導される。議論の場では「ケンカ」してもよい。議論が終われば水に流すべき。そういった意識が広がってほしい。

次に、特に結論を出すべき議論の場合だ。みんなが気持ちよくなる議論を心がけてしまうと、結論らしい結論が出ない。自分が参加した会議で、「最もおいしい食べ物を決めろ」というお題に対して、「日本食は、気分によっておいしい」みたいな答えが出て、終わったことがよくある。特に自分が司会役の時、そうなる傾向にある気がする。お題に対する答えになっていないばかりか、食べ物だって日本食というジャンルまでしか絞り込めていない。

ネット検索をすると以下の文章を見つけた。

まずは参加者それぞれが自分自身の考えをまとめたところで、2人1組のペアを結成。お互いの意見やアイデアを出し合います。数名のチームではなく、ペアというところがポイントです。2人なので、萎縮せずに思ったままの意見を出しやすくなります。
FUKURACIA『脱・ダメ会議!会議を活性化させるコツ』2024年5月23日閲覧https://www.fukuracia.jp/report/blog/1578.html

米ロ冷戦のキューバ危機で、結論が出ずチームを2つに分けて、それぞれ主張を固めた後徹底議論させたというエピソードを聞いたことがある。
自分のような人種が空気を読み徹底討論できないのは、議論上の意見によって個人として嫌われることを恐れているからだと思う。チームを組ませ、私人格の所在を曖昧化する作戦、有効かもしれない。

結論をまとめると、性格を直しつつ、社会全体に議論を戦わせる面白さがより広まると嬉しいなぁ、と思う。


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