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嫌われる勇気(読書ログ)

こんにちは、TKです。

今回は、ひと昔前に話題になった「嫌われる勇気」を読んでみたので、感想とTKの気になりポイントをシェアできればと思います!

本の概要:対話篇形式で学ぶアドラー心理学

本の表紙、よーく見るとピンク文字で『自己啓発の源流「アドラー」の教え』と書いてあるんですよね。そう、この本は「アドラー心理学」の思想を学べる一冊となっています。

全編通して、哲学者と青年の対話篇形式によって語られています。
青年が、アドラー心理学に関する様々な疑問を、哲学者に問うていく。パッと受け入れるのが難しいような考え方も、対話形式で疑問を丁寧に潰してくれる書き方で、とても読みやすい一冊となっています。

TKの気になり3ポイント

そんな本書から、TKの気になったポイントを3つご紹介したいと思います。

全ての悩みは、対人関係の悩み

アドラー心理学では「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と考えています。他人との比較、他人からの期待、他人からの裏切り、他人からの○○、
これら対人関係に対して、自ら主体性を持ち、自らが関与できる範囲に対して人生の責任を持つ。逆に、相手に依存する部分は関与しない、変えようとしない。それにより、対人関係の悩みの主体的な解決を図っています。

他人の期待のために、生きてはいけない

たしかに、他者の期待を満たすように生きることは、楽なものでしょう。
自分の人生を、他人任せにしているのですから。

本文より

これは、個人的にインパクトのある言葉でした。
本書では、他社の期待(=承認欲求)に関しても言及しています。他人の期待のために生きることは、他人に依存して生きることそのものであると。。

本書では「課題の分離」と題し、課題を二つに分類しています。

  1. 自分の課題:自分で変えられるもの

  2. 他者の課題:自分で変えられるもの

そして、2.他社の課題には介入しない、1.自分の課題には介入させない。
これを徹底することで、自分で変えられるものに注力し、自身で人生をコントロールすることに、繋げることができます。

"縦"の関係ではなく、"横"の関係を

アドラー心理学では、アメやムチを使って、他者をほめたり叱ったりするコミュニケーションを否定しています。何故なら、背後にある目的は『操作』であり「アメを使うか、ムチを使うか」の手段の違いでしかないからです。

そして、この賞罰の関係、また他者との比較などは、全て他者との上下関係を前提とする"縦"の関係となります。
そうではない、"横"の官営をアドラー心理学は提唱しています。

仕事を手伝ってくれたパートナーに「ありがとう」と、感謝の言葉を伝える。あるいは「うれしい」と素直な喜びを伝える。「助かったよ」とお礼の言葉を伝える。これが横の関係に基づくコミュニケーションです。

横の関係となることで、本当の意味での対等な関係となるのです。

タイトルの真意…?

本書のタイトルである「嫌われる勇気」。
それを体現した一文を選ぶなら、自分はこの一節であると考えます。

「わたしとあなた」の関係でもいえることですが、もしもあなたが異を唱えることによって崩れてしまう程度の関係なら、そんな関係など最初から結ぶ必要などない。こちらから捨ててしまってかまわない。 関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、他者のために生きる、不自由な生き方だ。

本文より

アドラー心理学を知ることで、生きることがラクになる人は、たくさんいるのではないでしょうか。

さいごに

本書には、対人関係の悩みを解決するためのヒントがたくさん詰まっています。
悩みは人によって様々な分、刺さるポイントも様々でしょう。

何かしらの悩みを抱えているならば、読んで損は無い一冊です。
興味を持ってもらえたら、ぜひ読んでみてください!

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