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今から留学にもたれがちな夢のような話を壊しに行きます。でも、夢みたいな話もあります1

さて、今回は留学に対する間違ったイメージを少しお話しできればと思います。留学って夢みたいなイメージを持たれることが多いのですが、国が変わっても地続きの生活が続くという事に変わりはないのでその辺の現実と、一方で夢みたいなことも多々あるのでその辺の話も少しだけお伝えしたいと思います。


現地の人と触れ合える

よくある勘違いなのですが現地の人は留学生が行くようなところにはいないことが多いです。留学生の多くは初めは語学学校に行くと思うのですが、語学学校には現地に住んでいる人は原則いないと思ってください。ということは現地の人とコミュニケーションを取りたいと思ったら自分から行動しなくてはなりません。私が以前取引をしていた語学学校では英語教師のコースを提供しており学校の掲示板に英語教師のコースをとっている、英語を教えたい人がランゲージエクスチェンジしよう!という張り紙をしていました。こういった機会を有効活用すると現地の人とコミュニケーションをとる機会は出てきます。もちろん今はネットで手軽に探すこともできると思いますが、気安くついて行かないように気を付けてください。中にはものすごい田舎でバスの運転手と仲良くなったと言う話を聞くこともありました。私の場合はアパートの下のデリのおじさんとスタバの店員さん(自分がよく行く場所)でした。現地の人と仲良くなりたい!と強く思っているのであれば能動的に動くことを意識しましょう。

ホストファミリーはドラマのよう

必ずしもそうではありません。ホストファミリーの多くは家に余っている部屋を貸し出すことでお金を得ることを目的としています。そのため留学生のことをお客さんとは思っていません。大事なのでもう一度言います。お客さんではありません。下宿人のイメージです。今は留学する人も増えているのであまり極端なイメージを持っている人は少なくなったかもしれません。リアルなホームステイについて少し言及しておきます。

ホームステイあるある

ファミリー

英語圏は基本イギリス以外移民の国です。そのため様々な国籍、人種の人たちがホストファミリーをしています。国や地域によって南米系が多い、アジア系多いと言う特色もあったりします。ただし家庭では、原則英語を話す、または滞在する留学生とは英語で話すことを条件にしています。また、ホストファミリーは高齢のご夫婦の家庭、シングルマザーや1人暮らしのご家庭だったり様々です。余談ですが結構困ったのが、国籍の話。どこの国の人ですか?とよく聞かれました。例えばイギリス以外の国籍でも十数年イギリスで生活していたら…、逆に多重国籍だったら…、みたいな話がたくさんあるのでこれはまた別の機会に。ちなみにイギリスと言ってもロンドンは7割以上がロンドン外出身と言われています。ニューヨークもメルティングポットと言われるくらい様々な人種の人が住んでいます。

ご飯

ご飯も必ず手作りとは限りません。海外では朝はシリアルを勝手に出して食べて、夜はレンジでチンできる食事を提供されることも普通です。以前、アメリカから帰国直後にご報告にいらっしゃってくださった方が「ホストファミリーがインド系の方で最初は正直びっくりしたけど、毎日カレーが美味しかったです!」と予想外のファミリーでも楽しく過ごされたことを教えてくれました。たしかに事前に渡されるホストファミリーの詳細には人種等、基本的には書かれていないので。白人、黒人、アジア人、さまざまな肌の色の人がホストファミリーの可能性があります。

居住設備

また、都会であればあるほど一軒家のホームステイはほぼありません。ここで恐らく、ホームステイって金儲けのためか。と思われる方もいるかもしれません。否定はしませんが事実とも異なります。どんなにお金儲け目的だったとしても、他人に部屋を貸すのは勇気がいりませんか?全く留学生に興味がない人はホストファミリーにはなりません。ですがなんでもしてくれるわけではないので、自分から積極的にコミュニケーションを取りましょう。

海外では水が貴重なため洗濯は週に一回というところがほとんどです。着替えの調整をするか自分で下着などは洗う手段を準備しましょう。
シャワーは10分以内。これは、オセアニア、その他の国でもよく聞きます。インフラは日本が世界一と言っても過言ではないくらい恵まれています。そのため、海外では未だ水をタンクで温めてそれを1日全家族で使うという事があるのでゆっくり湯船で長風呂はできないと思っていてください。他の家族がシャワー浴びれなくなってしまいます。余談ですが、以前ロンドンで住んでいた家が真冬の1月に水が断水されました。それから数日間お水が使えないと言う事件。こういったことも日常茶飯事です。

ちなみに…ホームステイの選定方法

私が以前勤めていた会社では自社でホームステイを取り扱っていましたが、実際に私もホストファミリーのお宅に伺って部屋や家族構成などを細かくチェックしていました。利用される生徒さん、ホストファミリー双方に定期的に話を聞いて変わった事があれば逐一情報のアップデートをしていました。しっかりした語学学校であれば同様のことをしています。また、最近ではAirbnbなどホームステイの代替えになりそうなサービスが様々ありますが、予算的にはホームステイが一番安いと言われています。そして、いやでも現地の英語に触れる事ができます。

海外生活していれば英語は話せるようになる

残念ながら、ただ生活しているだけで英語は話せるようになるようにはなりません。過去にワーキングホリデーで滞在したお客様で8ヶ月滞在しても全然話せるようにならなかった。という方もいらっしゃいました。自らを英語環境だけではなく「英語を話す環境」に置かないと英語は話せるようにはなりません。最初からうまく喋ろうと思わないで単語を羅列するだけでもいいです。黙っていると意見がない、何も考えていないと思われます。しっかり自分の意見、意思を単語の羅列で表示しましょう。

主にホームステイの話に終始しましたが、結論、留学は夢ではなく現実です。自分が変わらない限り、環境を変えただけでは何も変わりません。一方でとても大きなきっかけにもなりえます。全ては自分次第ですが、まずは一歩踏み出す勇気が大事だと思います。

夢みたいな話は次の回で!

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