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短期留学は本当に意味がないのか

先日、こんな話を聞きました。1週間の留学をした人が周りの人たちから「1週間の留学って留学なの?」、「1週間語学学校に通っても英語なんて話せるようにならないよ!」と言われたと。わたしはちょっと悲しいなぁと思いました。そもそも短期で留学するのってどんな意味があるのかまだまだ理解されてないのかも。なので短期留学のあれこれについて少し書いてみようと思います。

短期留学って何?

短期留学は1週間から3ヶ月以下のビザ無しで渡航する留学のことを一般的には言います。主に語学を学んだり、海外生活をしてみたい人、時間、費用的余裕が限られている人が選択することが多いです。働くことはできませんが、ホームステイや寮に滞在しながら語学学校に通ったり、その国を旅して歩くことができます。

短期留学の目的

留学する時って語学を学ぶ、海外生活をする、新しい経験をしたい、等々いろいろな目的、目標を持ってますよね。憧れてというのももちろんあると思います。でもやっぱり一番多いのが「英語を話せるようになりたい」という理由です。が、一番大事なのは行きたいという思いです。この留学では最低限これだけはマスターしようと目標設定するのもよし、ただ行ってみたいから行く!と言うのも立派な目的です。

短期留学するには

旅行感覚で申し込めます。ただ、短期であっても3ヶ月前には準備を開始することをおすすめします。国、都市を決めて、学校、滞在先の手配、航空券、海外旅行保険、等々決めることがたくさんあります。
英語に自信がある人は直接学校に申し込んで手続きすることもできますが、語学学校と言っても星の数ほどある中から選ぶとなるとなかなか大変です。そこをプロのエージェントなどに頼むと自分に合った学校を薦めてもらえます。余談ですがいいエージェントはあなたの話をしっかり聞いてくれるはずです。
ちなみに滞在先はホームステイをお勧めします。現地に実際住んでいる方がいれば英語を使う大きな理由になります。

短期留学でできるようにならないこと

短期と言っても数週間から数ヶ月までで差がありますが、基本的にペラペラ話せるようになることはありません。相手の言っていることが100%理解できるようになることもありません。まだまだ戸惑いが多いまま帰ってくることもあります。ですが…

短期留学でできるようになること

「英語を話す」ということ、「聞く」ということ、「理解する」ということ、そういった英語を学ぶときに必要になる様々な「要素」に「慣れる」ことができます。
また、日本人が周りに少ない環境に身を置くことで「現地での生活」を体験することができます。現地での生活に慣れるというのは相手の国の文化、習慣を学ぶということです。

短期留学は意味がないのか

結論から言うと、私は意味があると思っています。英語がある程度理解できるようになるまでは単語が、文法がと知識面にとらわれがちですが、「この国ではフライドポテトにお酢をかけるのか」や、「なんでシャワーが10分しか使えないんだろう」など日本にないような文化や習慣に触れる機会が短期留学にもたくさんあります。これらのことを理解するまでには長い時間がかかりますが、少しでも経験できるのであれば英語がペラペラに話せるようにならなくても十分価値があると思います。
また、短期留学を通して次に留学に行くときの課題もはっきり見えてくると思います。

行こうかな、どうしようかなと考えている人がもしいるようであれば迷わずぜひ挑戦してほしいなと思っています。
もちろん、現在はコロナ等自分ではどうしようもできない理由は当然あると思うので、無理せず十分検討してください。タイミングは必ずあるはずです。

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