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実山 色々(みやま いろいろ)です 日々の記録をします

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最近の記事

4 あいのことば

彼氏と付き合って、一年半が経った。 定期的に考えるのが、「彼氏への感情の名前」だった。 私たちの始まりを思い出す。きっかけは、私だった。 「私たちってなんなの?」と、友達関係を終わらせる言葉を発したのは私。 彼氏のことは「大切」。ずっと隣にいたいし、いてほしい。何かを考えたときに私のことを思い出してほしいし、彼氏のことを思い出したい。 「好き」 心のなかで唱える。 どうしても、しっくりこない。 なんとなく違う。この感情を表すには軽くて足りない。 「愛してる」

    • 3屋さんの車

      年が10歳離れてる弟がいる。 そんな彼が幼稚園児の頃に発した言葉だ。 「屋さんの車だ」 駐車場に車を停めようとした時だった。 近くに停まっている車を指し、「屋さんの車だよ」と言った。 私も母も、何を言ってるんだ?と頭を傾げる。 その「屋さんの車」はよくその駐車場に停まっていた。 見掛ける度に弟は繰り返していた。 暫くした頃、「屋さんの車」の意味を知る。 停まっていた車はいわゆる「キッチンカー」「移動販売車」だ。 クレープ屋さんなら「クレープ屋さんの車」、アイス屋

      • 2趣味の話

        「趣味はお菓子作りかな」 なんてことを言ってた時期もあった。 「料理はできないけど、お菓子作るのは好きだよ」 なんてことも。 嘘ではない。当時は実際に作っていた。 混ぜて、焼く。それだけの物を。 . ホットケーキミックスが品薄らしい。 らしい、というのは実家暮らしでテレワーク中の私が買い物しにスーパーに行くなんてことをこの数ヶ月していないからだ。 外出をしたのも、コンビニに行くのとテイクアウトでファミレスにお弁当を買いに行ったのと、散歩がてら近くの唐揚げ屋さん

        • noteを始めよう、と思ったのはいつの日だったか。 具体的な日にちまで思い出せはしないけれど、きっかけは覚えている。 気が向いたときに読んでいた、あの人のエッセイだ。 「あなたもエッセイを書いてみませんか」といった内容のそれがなんとなく心に響いて、始めてもいいかもしれないと思ったからだ。 とはいえ、私はエッセイなど好んで読むタイプではなく、前述したエッセイも本当に稀に読むくらいである。 そもそも「エッセイ」とはなんだ? まず私はそこから調べた。 自由な形式で、気軽に

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