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ギターと子どもと蒼い空

ちょうど「ぼっちざろっく」が流行っていたのが去年の今ごろで。
更に言うと、2022年はフェス、ライブに行く機会が多かったこともあり、娘がエレキギターを欲しがったのは全く不思議なことではなく。

ギターを買ったのは2022年の12月25日で、娘は小学1年生。

よく言われるギターの挫折率90%という驚きの数字があるわけなんですが、(フェンダー調べ)親としては「諦める」「飽きる」「埃をかぶるギター」の姿が容易に想像ができるわけで

いくら島村楽器の閉店セールで何割引かになっていても、3万円弱のミニエレキギターを買うのはなかなか勇気の要ることです。

しかし、大博打を打った我が家。果たして、勝ったのか負けたのか。
1年経った今、実際にどうなったのかを、以下につらつらと書いていきたいと思います。

ちなみに買ったミニエレキギターはこちら。
Pignose のPGG-200PL PKPL
内蔵アンプだから、どこでも弾けるよー。あとかわいいFUZZのエフェクターも買ってた。岩下の新生姜が打首っぽいね。


よし、じゃあ、本題に入ろう。

結論ファーストですが、まず勝ちました。大勝利と言ってもいい。

これには正直、親の私もびっくりしています。
具体的には今、どんな状況か言えば、12月のギターの発表会でバックバンドの人とも合わせて演奏することができて(YOASOBIの「アイドル」)、現在はサバシスターの「ジャージ」のリードギターを練習中っていう状況です。

1年間続けられた要因はいくつかあるのではないかと。ちなみに私の功績と言えるものは一切ありませんw

  1. 買った教本がよかった
    基本的に子ども向けのエレキギターの教本はあまりありません。
    子供向けじゃないけど、この教本が良かったです。
    「手が小さめでも楽しく上達できるエレキ・ギター入門」
    最初の半年ぐらいは教本と付属のCD音源を聞きながら、地道に基礎練を頑張りました。

  2. 始めて半年ぐらいでギター教室に通い始めた
    通いやすい個人の教室がたまたま近所にありました。ラッキーすぎる。
    月2回ぐらしか通っていないけど、人に見せるというモチベーションでその間の自主練を頑張ることと、先生のアドバイスは的確で、プロの第三者の目線は大事。通い始める前はグループレッスンと迷ったけど、改めて考えると、一人ひとり習熟度が変わるから個人の方が落ち着いてできると思う。

  3. 電子ドラムを買った
    サウンドハウスの安めの電子ドラムを夏のボーナスで購入。練習時にギター+ドラムで合わせられるのが地味に良かったです。私はドラムが超絶下手なので、基本は夫任せですが。あとは娘の友達で叩きたがる子が多いし、将来に向けた布石になりそうな予感。

  4. ギターの発表会があった
    誰かに見せるためにという目的があるので、練習時間のアップ&数カ月かけてじっくりと2曲の練習に当てたのもスキルの底上げにつながったのかもしれない。もし発表会がなかったら、オープンマイクもハードルが高いし、なかなか人前で披露する機会がなかっただろうなと思います。

  5. 家族の誰かのモチベーションがめちゃくちゃ高い
    うちの場合は夫。自分が一緒に弾きたいから、休日は一緒に練習時間をしっかりとっていたし、自分が行きたいという理由でスタジオに連れて行く。ドラムをやっていた義理の兄弟も協力的で大変ありがたかったー。

以上の5つの要因は大きかった気がする。YUKIE先生(本の著者)にも、ギター教室の先生にも、サウンドハウスにも感謝しきり。

最初の半年ぐらい、軌道に乗るまで練習させることに難しさを感じていたけど、それを過ぎると曲っぽいものが多少は弾けるようになって、(パワーコードで弾くヤバイTシャツ屋さんの「ハッピーウェディング前ソング」が始まりだったんだけど)
そこからは本人のモチベーションが一段上がっていった気がします!

そうそう。冒頭の有名なフェンダーの有名な統計ですが、90%が1年以内に挫折する一方で、初心者の中で、脱落しなかった10パーセントは一生ギターを弾き続けるそうです。わー、ぜひぜひ続けてほしい。
娘は友達とバンドを組むのが夢らしく、そのまま続けていつか仲間が見つかるといいなと願ってます。



2023年を振り返ったときにまず頭に浮かぶのは、今年は娘のギターとともにあったなあということで、努力と成長の軌跡を間近で見られて最高に楽しかったです。
どうせ飽きちゃうのではなんて周りが思っても、いざ始めてみないとどうなるかわからないのが、子育てにおいて楽しいところだなと改めて思いました。ほんとすごい。

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