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帯状疱疹の後遺症とのつきあい(3)

メンタルがやられてくると、これまで楽しんでいた趣味なども痛みが邪魔して集中できなくなり、外に遊びに出るのも億劫になりました。

後遺症なりたてから約1年間くらいまでは、まばたきをするだけでかゆみがあって(まぶたを閉じて開く際にかゆくなる)、我慢できず毎日目をこすりまくっていた。

一生分くらいこすったおかげで、視力がだいぶ落ちた。

さすがにこれ以上目をこするのは怖いので眼科に行ったら、医者に「目の周りにできたらすぐ眼科に行けとすすめられるはずなんだけどねぇ…」と少し怒っているように言われた。

たしかに、ネットのどこかでそういうのが書かれているのを目にした覚えがあった。

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それからはふた月に一回、神経内科に通院してリリカとビタミン剤などを処方してもらって、たまにお薬を変更したりして試している。

毎日痛みとの戦いです。今は痛みで眠れないことはほぼなくなったけども、起きている間、痛みを感じないという時が無いです、発症して6年間ずっと。

正直、重い話になるけどこのまま痛みを我慢しながら生きるよりはいっそ死んだほうがマシなんじゃないかと考えたことが何度もあった。

でも親より先に逝くのは何よりも親不孝だと思っているので、それはできない。

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なんとなくだけど、なるべくしてなったな~と思うんだよなあ。

子供の頃から虚弱体質だしメンタルも弱いほうで、若いときにパニック障害にもなり、だいぶ良くなってきていたところに帯状疱疹にかかり、またパニック発作がでやすくなった。

発症する4年前に父を亡くし、長男で独身である自分が年寄りの母に代わり家のことも考えていかなければならなくなった重荷もあって、そのストレスも大きかったんだと思う。

帯状疱疹後神経痛になってからは、どうやってこの痛みと付き合っていくかが自分の今後の人生の課題になった。

痛みのせいか、ここ数年で一気に白髪も増え老けた。

でも初期の頃に比べると、とてもゆるくではあるけども痛みはだいぶマシになってきている。きっと完治はしないだろうけど、もうちょっと足掻いてみようと思っている。

おわり。

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