たまにはススムヨコタ氏を
日本人テクノアーティストの草分け的存在としての重要人物、Susumu Yokota氏。日本での90年代テクノブームを支えたうちのひとり。
1993年、ドイツの名門ハートハウスレーベルからリリースした1stアルバムで注目され、ケンイシイ同様に逆輸入の形で日本でも名前が知られるようになった。
ドイツで開催されていた世界最大規模のレイヴ、ラブパレードに初めて出演した日本人としても知られている。
2015年に54歳の若さで亡くなるまで、ほぼ毎年のように作品をリリースしており、年に数作出すこともある多作家。別名義もけっこうあったりする。
作風としては、アンビエント、アシッドテクノ、ファンキーハウス、そして歌モノも手掛けるなどかなり幅広い。
個人的に好きなのはポップなアシッド作品になったRINGO名義の『Plantation』(1995)。当時よく聴いてたなあ。
たぶん世界的に評価されているのは『Sakura』(1999)でしょうな。アンビエントの名盤と言われています。
亡くなったと知ったときは正直驚いたけど、ほぼずっと表舞台には出てこなかったし(Wikiにて、クラブシーンなどとのしがらみを嫌っていたかららしい)、写真などから神経質っぽくてなんとなく体は強くない人なのかなあとは思ってたな。
ツアーや現場に出なかった分、作品作りに没頭できていたゆえの多作さなんだろうな。
とにかくいろんなジャンルを作っているので、一度聴いてみてはいかがでしょうか。
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