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息子の料理

昨日、遊びに行った息子からのLINE。

「作りたいパスタあるから、材料買って帰っていい?」

材料費を後でちょうだいね
のLINE。

お? 久々だな。

早速今日のお昼は、自分でトマトクリームパスタを作って、食べていました。
残念ながら、私はトマト嫌いなので貰えなかったけど…。


息子の料理はどれも美味しい。
最近はあまり作らなくなったけど、小学校の高学年くらいから、料理に興味を持ちだした息子。

最初は野菜や果物の飾り切りから始まった。
フルーツを切って貰うと、いつも綺麗に飾り切りされた物がお皿に乗って出てくる。

ちなみに、私は飾り切りなんてした事ない。
包丁の扱いもとても上手で、キャベツの千切りなんかは、息子には絶対勝てない。
まずは切る事が楽しそうだったので、夕飯の材料を切ってもらうことにしたら、早いし綺麗だし。

そのうち、料理もおまかせしたら、味付けは私より美味しい。

もちろん、レシピを見ながらなのだが、味見をして
「うーん、なにか足りないなぁ〜」
と、自分の味覚で味を足す。
また、それが的確で美味しい。

6年生になる頃には、ほぼ毎日夕飯を作ってくれるようになった。
私は洗い物係。 料理嫌いなので、作ってくれるなら、洗い物係で全く苦にならない。

1番助かったのは、用事で帰りが遅くなるときに、LINEで
「今日の夕飯、〇〇と〇〇使って、〇〇にしようと思ってるんだけど、帰り遅くなるから作っといて〜」
と送っておくと、家に帰ったらちゃんとご飯が出来ている。しかも、見栄えも気にする息子は、盛り付けもとても綺麗なのだ。
そして、そういう時は、きちんと洗い物もしてある。

今考えると、あの頃ほとんど私は料理してなかったかも…w

そんな息子も中学に入ったら部活を始め、塾にも通っていたので、料理を作る時間が無くなった。
それでも、暇な時や、時間がある時は
「塾まで時間あるから、野菜だけ切っといてあげるわ」
なんて言ってくれていた。

料理だけでなく、誕生日にはシフォンケーキも焼いてくれたり。

あの頃毎日キッチンに一緒に立つのがとても楽しくて。
おしゃべりしながら、笑いながら、YouTubeで得た料理の技やコツを話してくれる息子を尊敬したりして。

最近では、自分に作るラーメンをアレンジしてカルボナーラ風にしたり。 ちょこちょこ何かを作る事はあっても、以前のように頻繁に料理はしなくなった。
友達と遊ぶ方が楽しいもんね。

今でも料理のYouTubeはよく見てる息子。
たまーにどうしても作ってみたい料理があると、今日みたいに作る。

料理人への道を進めた事もあったけど、こんな風に気楽に作るのが楽しいらしい。

息子が料理に興味を持った時、何故か包丁を持つことを危なっかしいとか思わなかった。
どんどんスピードを早めて野菜を切る姿に、危ないって思うことは全く無く、かっこいいとさえ思っていた気がする。
包丁の持ち方を教えた記憶も無い。
あ〜、そう言えば、今使っている包丁は息子と相談して選んだ包丁だ。
調理道具を買う時は、息子に選んで貰ってたな…。

おそらく、ネットで集めた情報。
面白い事に一度、高校での家庭科のテストで、勉強ほぼせずに学年1位を取ってきた。  内容が料理に関する事だったらしく、息子いわく「一般常識でしょ」と。
それにしても、男子で一位ってねw


たまに息子が料理する姿を見ると、楽しかったあの時を思い出す。
あの時の時間は、息子と私の特別なひととき。大切な思い出。

今回もまた、昔を思い出して嬉しくなって、ここに書いてみた。
そろそろ買い替えたいフライパン。
久々に息子に選んでもらおうかな。

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