母の愛
実家の温かさ っていうのは
実際に出ていないと何も分からなかった
家を出る前は母が鬱陶しくてウザくて
早く消えればいいと思っていた。
大事な人がいて一緒に住むようになって
実家でどれだけ大切に温かくしてくれていたか
ぼくにようやく分かった
当たり前のようにご飯が出てきて
洗濯してくれて掃除してくれて
自分の好きなように過ごせて
今振り返れば幸せだったんだと思える
ぼくには大事な人がお家で待ってる。
当たり前のように自分の帰るお家がある。
だから、帰るよ と伝えても
今日はゆっくりしていきなよ。
母は言うんだ、
ぼくを惑わす言葉
だがそこで甘えてたら
ぼくはまたダメになってしまいそうで
あなたのいるお家に帰るよ。 と伝える
母が 一晩ゆっくりしていきなよ と伝えるのは
寂しいんだと思う
電車乗る前の母の姿に涙が出そうになったが
必死にこらえてバスの中で密かに1人で涙を流す
子供の頃分からなかった母の気持ちは
きっとこれからもっと知っていくんだと思うと
胸が苦しくてたまらない、
ぼくは母の愛情を真っ直ぐ受け取る事が出来ず
毎日不幸者だと思い込まないと
心が落ち着かなかったがもうぼくは幸せ者だ
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