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見栄っ張り人間のJCSQE初級受験日記(追記あり)

昨日11日にJCSQE初級を受験して来ました。

自分の変なところで見栄っ張りな性格上受かってから記事にしたいところですが、受かればラッキーな試験と言う認識もあるので、合格発表を待たずに記録します。

■JCSQEとJSTQBの違い

JSTQB ファウンデーションレベル(以下FL)を去年2回挑戦して2回目にやっと合格したことは記事にしました。

JSTQB自体はソフトウェアテストの民間資格として有名で、QAエンジニアの募集要項に「(必須ではないが)持ってて欲しいスキル」として、「JSTQB FLの資格を有しているかそれ同様の知識がある」と記載されている求人広告もよく見かけます。

ではJSTQBとJCSQEの違いは?と言うと、自分では下記の認識です(間違っていたら指摘してください)。

・JSTQBはソフトウェアテストの知識についての試験
・JCSQEはソフトウェアの品質の知識についての試験

なので、そもそも対象範囲が違うと言う感じでしょうか。

確かにテストエンジニアは品質についてのプロではありますが、かと言ってJSTQBだけ勉強していればいいわけでもない。
なので、JCSQEでソフトウェアの品質についての詳細な知識を学ぶ必要もあるかと思います。

脱線ではありますが、IVECはソフトウェアテストの実技試験と言う認識です。
このJSTQB・IVEC・JCSQEはソフトウェアテストの業務に携わっている人は受験しておいて間違いのない資格(認定)試験と言えると思われます。

■受験したきっかけ

JCSQEは一般販売されている「ソフトウェア品質知識体系ガイド (第3版) -SQuBOK Guide V3-」(以下SQuBOK)がベースとなっている試験です。
そのため、JSTQBとは異なり、シラバスは各レベルの対象の用語を載せる程度にとどまっています。
自分が初めて購入したのが現在販売中の第3版で、発売後早々に買った記憶がありますが、案の定積読となっていました(苦笑)。
そのため、「受けようかな〜」とは考えていましたが、SQuBOKを読まなくてはいけないことを考えると躊躇していたのは事実です。

今年の4月25日、始業前に仕事用PCで調べ物をしていた時にたまたまJCSQEのことを思い出してサイトを見てみたら、今期の受験の申し込みの受付終了日がちょうどその日だと知りました。
ただでさえSQuBOKの内容的に勉強期間が1ヶ月ちょいでは足りないのに加え、勉強嫌いでサボるタイプなのですごい迷いましたが、SNSのフォロワーさんのアドバイスもあってGo!することにしました。
まぁ受かったらラッキー、落ちてもどんな試験か把握できるだろうと思うことにして。
申し込んだのが締め切り時間の2時間前と言う、かなりのギリギリ具合でした。
何故あの時JCSQEについてググろうと思ったのかは謎ですが…。

■勉強について

JCSQEは市販されているSQuBOKを元にしている試験です。
なので、SQuBOKの読み込みと内容の理解は必須と言えるでしょう。
噂によると現在受験できるレベルで最上位の中級(本来ならば上級が最上位なのですが、現在上級試験は実施していないとのこと)の勉強方法が「SQuBOKを読み込むこと」らしいので、やはりSQuBOKはベースとなっています。

とは言え、初級に関して言えばJSTQB FLでもお馴染みのテス友に対策コースもあるし、ちょうど受験前にSQuBOK第3版に対応した「初級ソフトウェア品質技術者資格試験(JCSQE)問題と解説【第3版】」が出版されたこともあるので、中級よりは勉強し易いと言えるでしょうか。

とは言え、「アプリでできるお手軽なテス友をメインにやりつつ、該当箇所をSQuBOKで読む」スタイルにしていたので、結局テス友の問題と解答を覚えてしまうと言う負のループには陥りました。
JSTQB FLに比べると、「これSQuBOKに載っていないけど?」と言った問題もあったり、正直全網羅しているのかは疑問に思うところではあります。

個人的な反省点としては、SQuBOKの読み込みが足りていないのと問題集の解説をちゃんと読んでおけばよかったと思います。

■もし落ちたとしても受けてよかった点

これは、SQuBOKを読むきっかけになったことでしょうか。
先ほども言ったように、基本的に技術書は買うものの積読がメインなので、資格(認定)試験を受けることにならない限り手に取ることもなかなかないので、そう言った点ではよかったと思います。

いや、買ったんなら普段から読めよ、って突っ込みが来そうですが…。

■当日の感想

正直ヒーヒー言ってましたw

同じ会場にいた人の男女比率は同じくらい?
年齢的も20代位から自分よりも年上だろうなぁって人までさまざま。

JSQTBと同じ会場だったのですが、JSTQBは受験者数が多かったからかコロナ対策で交互に座らされていたからか2フロアを利用していた記憶ですが、1フロアで収まる人数でした。

開始前の待機時間の過ごし方も、SQuBOKを読む人・問題集を読む人・テス友をやる人・何もしない人と各人バラバラで、ちょっと興味深かったです。
電車で隣り合わせた人も受験者の方で、問題集を読んでいました。

問題を見て「SQuBOKの読み込みが一番の勉強方法だったんだな」と悟ったのは言うまでもありません…。

■今後の受験予定

JCSQEはマークシートタイプの試験の関係もあり、基本的に年に2回(6月と11月がベース)で、中級のみ秋に受けられる(秋は初級中級の同時受験も可能)形となっています。

もし今回落ちた場合は秋に再チャレンジする予定ではいますが、ラッキーなことに受かった場合は中級にチャレンジするかは不明です。

先ほども述べたように、中級は基本的にSQuBOKの読み込み以外の勉強方法がないのと、ただでさえ初級の時点でヒーヒー言っていたので、初級取れればヨシッとしましょう。

それ以外のIT系の試験についてですが、JSTQBのアドバンスドレベル(以下AL)の受験資格の最後の一つである「関連業務3年以上の経験」が今年の春でクリアしたのでALを受ける予定ではいますが、JSTQBはCBTに移行中とのことで、今年の夏の試験要項についてまだ詳細が出ていません。
CBTになったらいつでも受けられる認識ですが、受験資格の必要なALもCBTに移行になるのかは正直不明です。
例年通りなら8月が受験となるので、もしその通りに実施されるならさすがに詳細がでていないとマズい時期のため、少なくとも今年の8月に開催はないのかなぁと読んでいます(夏のフェスと被るかどうかの瀬戸際でもあるので)。
個人的にはCBTに移行するのは受験資格を特に設けていないFLだけなのでは?とも思っています。
ALは、前記の通り「関連業務3年以上の経験(しかも特に初めて受ける場合は申し込み時に経歴書を提出し、認められないといけない)」の他にFLに合格していないといけないからです。
ALはテストマネージャー(以下TM)とテストアナリスト(以下TA)が現在日本で受験可能ですが、個人的な興味はTAだけど、TMも受験予定ではいます。
管理側には全く興味ないけど、知識は入れておきたいところでしょうか。

IVECの受験も検討中です。
少なくともLevel.2を持っていないとLevel.3以降は受験できないので、Level.1をすっ飛ばしてLevel.2から行くか、順番にLevel.1から行くか…。
※公式としてはLevel.1から順番に取得して欲しいそうですが。
受験料が結構するので、受験することそのものも躊躇しそうです。

上記のJSTQB・JCSQE・IVECは民間の資格(認定)試験のため、国家試験に比べると権限?が弱いところがあると思います。
そのため、国家試験の基本情報技術者試験の受験も視野には入れるようになりましたが、対策本を見た時点でスッ閉じ状態なので、受けるのかなぁ?
冷静に考えたら、所持している対策本はSQuBOKよりサイズは小さいけど分厚いw
基本情報技術者試験も来年以降変わるらしいので、様子見してもいいかもしれないですね。

そもそも、実際に受験しなくても、対策本を読んで学ぶだけでも得られるものはあると思うし。

こう言う資格試験は会社で補助してくれることもあると思いますが、全くしてくれない会社、一部の試験しか補助してくれない会社もあると思います。
でも、個人的に必要だと思ったら補助対象ではなくても受けると思います。
この手の試験の受験料高いけどw

■全然関係ない余談

JCSQEのシラバスに記載されていた用語やテス友の解説部分をSQuBOKに蛍光ペンでラインを引いていたんですが、その時に使っていたのがフリクションの蛍光ペンシリーズだったんです。
最初は自宅にあったピンク系のペンでシラバス記載の用語をSQuBOKにライン引きしていたのですが、色が薄くて…。
更にテス友の解説部分のライン引きは水色で行っていたんですが、新品を使っていたのにも関わらず後半では薄くなって来て…。

調べたらマーカー系のフリクションのインク切れは早いとのことです。

消せるので便利なフリクションではありますが、未開封のストックは用意した方がいいかもしれません。
普段からよく使うのでボールペン系の替え芯はストックしていましたが、マーカーの方もインクがすぐ切れると言う想定はなかったです。

はがせるマーカーと言うのもあるようなので、幅が合えばこれを使用するのもいいのかもしれませんね。

■後日談

その後、結果ですが不合格でした。

まぁ、ロクに勉強していなかったんだから仕方ないよなぁ、と言うのが感想です。
但し、JSTQBがサイトに合格者だけ発表するのに対して、JCSQEは合格発表後に「あなたの成績は○点でした」的な手紙が届きました。
それを読んだら、勉強をロクにしていなかった割には思ったより酷くない結果だったです。


その後、一時的に仕事関係の勉強をやめていたのと受験料が気軽に出せない額でもあるのでまだ再試験は受けていませんが、その内余裕ができたらまた挑戦しようと思います。

もしも不合格であっても、JCSQEの本を読むきっかけになったので後悔はしていないのが本音ではあります。

今度受ける時は準備万端に整えて挑戦したいです…が、できればいつでも受けられる状況になって欲しいって言うのも本音ですね。

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