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勉強をサボりまくった人間のJSTQB Foundation Level受験体験記(追記あり)

と言うことで、8月に受験したJSTQB Foundation Level(以下FL)に合格しました!!!!!!

【注】
なお、自分が受験した際のシラバスのバージョンはVersion 2018.J01となります。
そのため、自分が参考した教材がVersion 2023V4.0.J01以降のシラバスに対応しているとは限りませんので、その点のご了承をお願いいたします。


■裏話

実は2月にも受けたのですが、その時は不合格でした。

さすがに「2回連チャンで落ちたくはないな」とは思ってはいましたが、2月の時よりも勉強量が少なかったのは事実だったので、実際に当日受けた感想としては手答えがあったものの、自信はありませんでした。

2月受験時は毎日テス友をやっていました。
ちょうどテス友の不具合を見付けたのもその頃です。


それにも関わらず、今回は直前になっても勉強らしき勉強はしませんでした。
8月の前半で前職を退職、その月の残りは14日間残ってた有給の消化期間。
つまり勉強する時間が直前でもそれなりにあったわけですが、それでも1/4どころか1/5でも費やしたかなぁと言うレベルでした。

このご時世の関係もあり基本的にはずっと家にいたのですが、元々勉強嫌い(と言うか、やり方がわからないタイプ)かつ持続力・集中力もないので、ちょっと勉強しては長時間サボるのを繰り返していました。

■テス友以外にも利用したもの

8月受験時もテス友も少しは使いましたが、今回よく使ったのは下記となります。

無料de試験:JSTQBテスト技術認定模擬試験

スクエアリング - テスティング基礎コース

JSTQB(プレイリスト) - GTM【プログラミング講座】

無料de試験のアプリ版(但し有料)も使用しました。
また、スクエアリングの方は無料コースです。

所謂青本も多少目を通しましたが、自分の読書法が悪いので、ただ最初の方だけ読む形になってしまいました。

最初はスクエアリングを中心にやっていました。
個人的にはスクエアリングの内容は本当に最新シラバスに沿っているのか疑問に残るところはありますが、何度も繰り返しました。

それに加え、併用して使用したのは無料de試験です。
有料となりますがiOS版のアプリもあり、そちらもダウンロードしました。
こちらは主に在宅メインだった前職の最後にアサインしていた案件で度々発生した出社時の空き時間に使っていました。
更に気分転換代わりにブラウザ版も使用しました。
正直解答ページの解説が薄いところもあるな、と感じましたが、アプリとしては一番使いました。

JSTQBのFLと言えばテス友と言うくらいテス友が主流ですが、繰り返しやっていると解答を覚えてしまい記憶で答えると言う危険もあるので(個人的体験談)、青本や他のウェブサイトやアプリの問題との併用で練習問題を増やし、どれか一つに絞ってやり込むのもいいですが、たまには別の物を使って違う問題を解いてみるのもいいと思います。

YouTubeで見付けたGTM【プログラミング講座】さんのJSTQBについての動画も観ていました。
わかり易くまとめられており、プレイリストのリンクを上記に貼りましたので、興味のある方は是非ご視聴ください。

■該当する箇所のシラバスを読む

強いて言うならば、Webやアプリで出題された問題に該当する文章を公式シラバスで探して目を通しておいたくらいでしょうか?

正解して満足せずに不正解の解答の理由も読んで何故ダメだったのか確認する作業は大事だとよく色々な受験経験者のブログで読んで知っていたので、それも2月受験時より重視した+シラバスの文章に該当する部分がないか確認したのが前回と違うところでした。

とは言え、その作業も途中から始めたため、一通りシラバスを舐めるワケにも行きませんでしたが。

本音としてはシラバスの堅苦しい表現が苦手なので、正直言って頭に入っていたのか疑問です。
先程も書いたように自分の読書法が悪く、特に専門書を読む時はただ文章の上っ面を目が滑って行くような感じとなってしまい、頭に入る読み方ではないと思います。

ただ、JSTQBに関して言えば、FLでもALでも基本はやはりシラバスがベースになると思います。
シラバスの文章について行けるのであれば、シラバスを読むのをオススメします。

■長文問題

2月受験時に感じたのが「ソフトウェアテスト練習帳をやっておけばよかった〜」です。
長文問題の同値分割やらデシジョンテーブル等の問題はソフトウェアテスト練習帳で十分カバー出来るのではと思いました。

とか言っておきながら、8月受験時もそこまでに至ることが出来ずにやらなかったのですがw

元々同値分割や境界値分析は最初からすんなりと理解出来ていましたが、それ以外のテスト技法はわかった気にはなっていたけれど、同値分割や境界値分析程使う機会がなく、ちゃんと理解出来ていたのか怪しいレベルでした。

実際に2月受験時にデシジョンテーブルの問題が出た時に「あれ、デシジョンテーブルって何だっけ?!」とテンパったことを白状します。

また、長文問題対策をしていなかったのにも関わらず、8月受験時はデシジョンテーブルの問題が何問か出たのですが、意外とすんなり解けたのも事実でした。

もしかしたら「仕様整理のためのテスト設計入門」ワークショップに参加したのも大きかったのかもしれません。
そこでデシジョンテーブルについて理解出来たので。


あと、前職では案件にもよるけどCATと言うテストツールを使ってテストケース作成をしていたのですが、その際にパターン表と言うものでパターンを組んでからCAT(もしくは関わった別案件ではスプレッドシート)に落としてテストケースを作成する方法を取っていました。
そのパターン表がどう考えてもデシジョンテーブルの応用・発展版としか言えないもので、またテスト実行者でも担当していたテストのパターン表は確認出来たので、実行中に疑問に感じたケースのパターン表を確認して設計者がどんな組み合わせでそのケースを作ったのかたまに確認したりしていたので、知らず知らずの内にどんなものかくらいは身に付いていたのかもしれません。

ただし、状態遷移図・表はまだまだあやふやなところがあるので、ここは解消したいところではあります。

■今後の目標

と言う、全く参考にならない勉強内容ですが、何故か受かっていましたw

JSTQBは、合格した人の受験番号を公開、合格者にはその後認定証を送付するようですが、自分が何点取ったのかと言った情報は合格者でも公表しないようですね。
なので、合格点ギリギリだったのか余裕を持って合格したのかわからないのですが、まぁ勉強内容を考えたら、多分超ギリギリだったのではないかと思います。

JSTQBで現在日本で受験可能なものは、FLのSpecialistである自動車ソフトウェアテスト担当者と、更に上のクラスであるAdvanced Level(以下AL)で、それらの受験資格にFLを有していることが条件として挙げられます。
更にそれに加え、ALは業務経験3年以上が条件になっています。
つまり、該当する業務を始めて連続従事で4年目に突入した年に受験可能となる認識です。
自分の場合、来年の春に4年目に突入するので、最短だと8月のテストマネージャー(以下TM)の試験から受験可能となります。
自動車テストについては、そもそも自動車の開発やテストと携わるのかわからないので、携わることになった時に考えようと思います。

とは言え、資格を取るのが目的になってしまってはいけないんですよね。
実は初めての資格らしい資格の取得なので、これで一旦はテスターとしてのスタートラインに立てたと認めてもらえるかな、と思っていた部分も正直あります。

また、資格を業務に活かせるか不安なところもあります。
応用するのが苦手なので。

「よし、次は来年8月のTMだー」と思っていたので、たまたま目にした「資格を取ることそのものが目標になってはいけない」的な内容のツイートを見てハッとしました。
とは言え、資格を取る目標を立てないと勉強しないタイプなので、微妙に難しいところはありますが。

だけど、FLのシラバスはソフトウェアテストの仕事をやる上での基本となるので、合格したからいいや〜ではなく、定期的に勉強し直したいです。
個人的には、雇用形態関係なくソフトウェアテストの仕事に係る人は全員FLのシラバスの第一章だけでも入社初日の研修に盛り込むべきだと考えています。
因みに最近久々にテス友をやったら、初っ端から間違えました。
復習しないと…。

IVECやJCSQEにも挑戦したいと思っています。
本当は基本情報技術者試験等も取った方がいいのかな?

学生時代に勉強の仕方をマスターしておけば良かったなぁと常々思いますが、学生時代よりも興味が広がり、色々学びたいことがジャンル問わず年々増えてきています。

人生ってそう言うものなのかもしれませんね。

■追記

FLのシラバスが2023V4.0.J01にアップデートされましたね。
自分が受験した時は2018.J01だったのですが、シラバスがアップデートされたからと言って新しいシラバスで再受験する必要はないです。
とは言えども、新しいシラバスはスルーでいいやと言うわけには行かないので、新しいシラバスに目を通して自分の頭の中もアップデートしておく必要がある。

エンジニア業に限った話ではないけど、やはり人生一生勉強なんだなぁと再認識しました。

新しいシラバス読まないと…(読め)。

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