見出し画像

初恋と......

僕の初恋は、中学生

死にたくて死にたくて仕方がなかった日々に、君が入ってきた

僕を明るい日向へと一緒に歩いて出してくれた

物事を深く考えても言葉にせず単語でさっぱりな会話をするのに一言一言に気持ちの籠ってる
そんな君が好きだった


君は居なくなってしまったけれど、僕の中でずっと残ってる
消えない思い出ばかり置いていったね

未だに、あの日会えなかった日曜日
僕に何を渡す気だったのかなって気になるし、あの時君は何を思っていたのかなって後悔もある

僕の家が自由に出かけられなくて、親の干渉も厳しくて、それに隠れながらの付き合いだったから、2人でどこか遊びに行ったことも無くて学校でもあまり2人でいなかったから、僕はいつも申し訳なく思ってた

本当は君は、こんな僕より他にお出かけも自由にできて、死にたがりじゃなく前向きな子といた方がいいんじゃないかって思ってた

でも君は言ったんだ
「お前は俺のだから、死ぬな」って

嬉しかった

僕は君のために生きようって頑張った
一緒に時を過ごすのは少なかったけど、思い出は沢山ある
幸せで温かい僕ら2人だけの思い出が

でも君は、生きろと言って消えてしまった

僕の心は今でもあの、7年前の布団の中
君から生きろとメールを貰って泣いてたあの夜にいる

でも、寂しいなんて思っちゃダメだ
自ら投げ出すのも、君はきっと許さない

君のために、と生きることが出来なくなって苦しかったこともある
でも、でもね、君のおかげで少しは頑張ろうって思えてる


寂しいよ、でも、寂しくないよ
どこを見ても、考えても、君が心にいるのは厄介だけど
時々苦しくて泣いちゃうけど

寂しくないよ


忘れない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?