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7月スタートで宅建・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者に合格する方法

のっけから大風呂敷を広げ「合格する方法」と書いてありますが、私はただの受験生です。

が、私は無駄なことが大嫌いです。何かを始める時はどんなものでもリサーチを必ず行います。
今回3つの資格を受けるにあたって勉強より何より先にリサーチを徹底的に行いました。
そして、その結果7月スタートで3つの資格を合格することは可能ということがわかってきました。ただし、戦略要素が重要となってくることもわかりました。

このnoteでは戦略・仮説を書き留め、そのまま検証までの結果を記録していきたいと思います。

スケジュール問題

宅建、賃貸不動産経営管理士(以下「賃管」)、管理業務主任者(以下「管業」)の試験日は全て年1回であり、以下の日程となっています。

★試験日スケジュール
宅建 10月第3日曜
賃管 11月第3日曜
管業 12月第1日曜

ちなみに賃管の代わりにマンション管理士(以下「マン管」)をとるのが本当のトリプルクラウンですが、実務の必要性として賃管を取ることにしました。
賃管は最近になって国家資格となり今後独占業務が与えられる可能性があります。
そして、マン管を含む旧トリプルクラウンに挑んだ人の勉強戦略を調べたところ、大いに参考になりました。

まず前提としてマンション管理士はめちゃくちゃ難しい。そのため、宅建と管業を1年目で受けて2年目にマン管を受けるのが基本。一気には大変。ということが言われていました。

その中で参考になるのは宅建後に管業の勉強をはじめても十分に間に合うというところでした。
必要勉強時間、宅建も管業も300時間と言われていますが被りが多く、管業のみであれば100時間ほどと推測できます。

問題は賃管です。
賃管は国家資格になったことで今まで合格率が80%だったものが現在では30%までに下がっており、難易度が急上昇しています。
そんな中で私がトリプルを無理やり狙う理由に賃管に関してはできるだけ早くに受かることが最もコスパがいいからです。今後、さらに難化する可能性があります。また、宅建と試験内容の被りも多く1年後に賃管だけ受けるよりはるかに勉強時間を減らすことができます。推測100時間ほどでいけます。

ではこの新トリプルクラウンを達成するスケジュールはどのようにすればいいでしょうか。2つの方法があります。

①順番に終わってからスタート戦略
これでも受かる人はいます。10−12月に時間をとれる、最悪宅建だけ受かればかまわないという人はこれがいいでしょう。

②おすすめ戦略
ただ僕は一気に勉強して今年で絶対終わりにしたい。
賃管を宅建試験後に効率よく勉強するため、予備校の速習講座という手も考えましたが値段が8万とかで高すぎる。

そこで、こんな戦略を考えました。
宅建を主に勉強するが、賃管・管業についても宅建と被っており、宅建より詳しく聞かれる部分に関してのみ勉強する。

どうでしょうか。
宅建の勉強をより手厚くできるかつ、宅建後の負担も減らせる。
一石二鳥です。
この作戦でスケジュールはばっちりです。では、ここからは個別戦略を考えていきます。

宅建(宅地建物取引士)概要

年に1回、10月の第三日曜に行われる試験(2022年は10月16日)。
全て4択で50問

直近の合格点数は、
2021年 34/50
2020年 38/50
2019年 35/50
合格ラインは約7割となっています。
合格率は15〜18%

7割のハードルはかなり低いです。
7割とるための知識レベルは、
「完璧にわかる問題が50%
まったくわからない問題が10%
残りの40%を2択に絞ると20%得点。
50%+20%=70%。」
これで十分。
なので、半分を完璧にわかる状態が最低ラインとなります。

ただ、宅建の特徴として分野ごとの得点戦略があります。
宅建は権利関係・宅建業法・法令上の制限・税金価格評定・5問免除の5分野に分かれており出題数と一般的に言われている目標点数が違います。

・権利関係は14問中9点目標(64%)
・宅建業法は20問中18点目標(90%)
・法令上の制限は8問中6点目標(75%)
・税金価格評定は3問中2点目標(67%)
・5問免除は5問中4点目標(80%)※講習を受けている人は5点満点になる。

ここからも明らかなように宅建業法を完璧に仕上げないと話になりません。何においてもまずは宅建業法。ただ頭を使う内容はそんなにないので、語呂合わせや図などを使って直前期に一気に脳に入れられるようにすることが重要かと思います。

権利関係の内容は民法・借地借家法・区分所有法であり、おそくらここが勝負を分けるところ。民法そのものが桁違いに難しいですが、宅建のためにどのレベルまで民法を極めるかの判断は難しいです。ここについては学習が進んだ段階で民法戦略の記事を書きますのでお待ちください。

さらに、賃管・管業でも民法は10問ほど出題されるため手を抜くことはできません。むしろ民法をしっかり抑えることが新トリプルクラウンには必須です。

また、借地借家法は
「宅建2問:賃管4問ほど:管業1問」
となっており、
賃管の方が出題が多いため賃管の方で学習すべきです。

区分所有法については
「宅建1問:賃管なし:管業7問ほど」
となっており、管業で勉強すべきです。

税金価格評定のところは手を抜いても良さそうですが、税務は賃管・管業でも問われています。
なので、少ない問題ですが捨てることはできません。

戦略まとめ

宅建の勉強をしっかり極める。借地借家法に関しては賃管テキストで、区分所有法に関しては管業のテキストで。
宅建業法をまずはやり込む。その後にできるだけ民法に時間を注ぐ。

当面の戦略はこれでいきます。

使用テキスト

宅建

テキスト:「宅建士出るとこ集中プログラム」吉野哲慎
超難関資格以外は過去問が一番大事で、テキストをチンタラ読んでいてはだめです。その観点で一番最速で読める、かつ知識の網羅をしているのがこの本でした。340ページなので10時間前後で1周することができます。
ただ、薄いので必要な説明はしてありますが、すべての文字を丁寧に読まなければならずちゃんと自分で考えて、わからないところは調べる必要があります。
最初に全体を見渡すにはよく、最後の復習にも使えます。
※2022/7/26追記
索引がないので調べ物には向かない。過去問を網羅していないので、過去問で勉強して解説がわからないときにこのテキストを開いても載っていないこともしばしば。それが気持ち悪い人は別に厚めのテキストを買うか、ググって補完しよう。僕はググってなんとかします。権利についてはネットで十分な情報が得られるし、業法については条文見るだけってのが多いので。

問題集:アプリ
神ですね。これと心中します。
何度もいいますが過去問isALLです。

賃管

テキスト、問題集ともに賃管の協議会が出している公式のものを使用します。
2色刷りで1000ページという地獄のテキストですが、公式である以上必須と考えます。いまは難易度が低いので予備校の出しているもので通用しますが、難易度が上がったら公式使っている人だけが受かる世界になると思います。
宅建と被っている項目は先に読んでおこうと思っていて、余裕があれば公式テキストのまとめノートも作成します。
まとめノートも完成すればこのnoteで公開したいと思います。

管業

TACのものを使用。
自分が見やすいものをチョイスした。
これについては一番こだわってないので、もっといいものがあるかも。

最後に

現状、まだ勉強を開始する前に立てた戦略なので粗があるとは思います。
このnoteは自分の指針でもあるので、適宜アップデートしていきたいと思います。

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