河合塾夏期講習『共通テスト対策漢文』設問解説
第二講
問1 (1)「毎」は副詞として「毎V」で「つねニVス」。「毎レV」は「Vスルごとニ」と覚える(2)「輒チ」で「すなは-チ」と読み、「するたびに・たやすく」の意味。
問2 傍線部に先行する。「丁寧暁以義理、不加縄劾」を踏まえて考えるとよい。①「処罰を受け入れ」は✖。②「誤解を解いて」は✖。③「厳しく叱責」は✖。④「全員の過ちを赦して」は✖。⑤正解。
問3 ポイントは「如此」と「何・・・」の理解。「如此」は「かくのごとし」で①か②に。①の「有るも」「非と為す」、②の「有らば」「非を為す」で文意が通じるのは②。
問4 傍線部に先行する「若不殊奨、何以為勧」の理解がポイントに。①と②は「文帝自身が」は✖。③正解。④「厳格すぎる統治手法」は✖。⑤「人民を・・・」は✖。
問5 (ⅰ)「法治」がポイント。韓非子は荀子の「性悪説」に基づい信賞必罰の徹底を説いた。(ⅱ)本文の劉曠のありかたを踏まえる。①「法律を廃止」は✖。②「監視させる」「治安を保つ」は✖。③「法律を厳格・・・」「戒める」は✖。④「ありのまま」は✖。⑤「道理を教え説く」正解。(ⅲ) (ⅱ)を踏まえて、①に。
以上
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