河合塾夏期講習『共通テスト対策漢文』設問解説

第一講

問1 (1)副詞「」で「忽然(=突然)」という熟語がある。よって、①に。(2)副詞「」。漢文語彙として覚えておきたいもの。
本文中では「当然・なるほど・いかにも」という意味。「もっと-モ」で②。

問2  (ア)「」(たふとーぶ)と読む。「尚武」いう述語もある。よって、④に。(イ)「」は終えるという意味で「卒去」「卒年」という熟語がある。人生を終えるということで①に。

問3   先行する、文脈から主語は、賈島で、詩を考えながらロバに乗っていて・・・       という文を受け、都の長官の行列に突き当たったという文につながる選択肢 を選ぶとよい。よって、①に。

問4   B受身の「」を正しく書き下しているのは、「繋がるる」の③か⑤。「」は「釈放」だから「ゆるーす」、よって⑤に。C使役の「」と「」がポイント。使役を書き下しているのが、③か⑤。ある官職を与えて左遷させたという文意なのは、③。

問5   ①「律詩」ではない。②正解。③「古詩」ではない。④と⑤は絶句なので「対句」はありえない。
    ※四句からなる「絶句」、八句からなる「律詩」、いずれも押韻あり
   「律詩」は3・4句、5・6句が対句に。
   「古詩」は句数不定で、押韻なし
  
問6  コラムの「現在でも集中するあまり周りが見えていないことを「推敲」と言います。」が?。「推敲」は有名な故事成語。正しく改めたものとして、Bで「推敲」の意味として、⑤をおさえて、誤った箇所としてのAを③に。

問7 内容合致
   ①「贅沢な暮らしを・・・」は×。②「出世をとげた・・・」は×。③「絶望感」は×。④「絵画」は×。⑤正解。⑥「嘆き」は×。

                                    以上

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