認知行動療法

記事を書くことで徐々に素性が明らかになっていくタイプです。
徐々に情報を小出しにしていきますが、私、いわゆる心理職でございます。
カウンセラーと言うのが、一番身近な呼称かもしれません。

今あんまりカウンセリングを主流の仕事はしていないので、ちょっと離れているんですけど、僕が一番技法として好きなのが、この認知行動療法です。

認知行動療法は、認知=物事の捉え方と、行動が結びついていて相互に関連している。つまり、認知を変えれば行動が変わる、行動が変われば認知が変わる、ということをベースにした療法になります。

本屋さんとかで売られている自己啓発本とかだと、
「認知行動療法でポジティブな考え方をみにつけよう!」みたいな
悪用がされていることがあります。これは明らかに間違いです。
ポジティブを押し付けられることほどしんどいことって無いですからね。

私の解釈になりますが(心理師はこう書いておかないとうるさいイメージあります)、認知行動療法とは、「生き易くなるための選択肢を増やす」ことを目標にした療法かと思っています。

たとえば、すきぴからラインの返事が返ってこなかった!というときに
「絶対嫌われたやん。おわ。おわじゃん。」と思う人もいれば、「好きすぎてなんて返そうか迷ってるのかな????」と思う人もいるでしょう。

認知行動療法では、「嫌われた、のかもしれないけど、もしかしたら忙しいだけかも?」と、いったんブレーキを踏めるようになれることを目標とします。決してポジティブ振りきりの「好きすぎてかな?」に持っていくわけではありません。

つまり、自分の考えが世界の全てでは無い、と思えるようになることが目標なわけです!!(言い切り)

絶対嫌われたやん、と思えば自分からのアプローチもゼロになって関係は終焉の可能性が高いですが、嫌われたかもしれないけど、もしかしたら忙しいだけ?と思えば、ちょっとご機嫌伺いのジャブLINEを打ったりもできるかと思います。(その結果悲惨なことになるかもしれませんが)もしかすると今度は返事が返ってくるかもしれません。

そのように、「そうかもしれないよ?でも違うかもしれないよ?」と言う風に、考え方の幅を広げていきましょう、というのが認知行動療法です。

それを習得する為に、色々な技法があるんですけど、それを紹介するのは好きなものを集める、という僕のNoteの趣旨とは違うので、気になった方は本など読んでいただくか、私にお問い合わせください。笑

カウンセリング、というと何かちょっと胡散臭い香りがするかと思いますが、より良い人生のためにちょっとお話をしながら考える機会になるだけです。しんどいと思ったら利用するのは良いかもしれません。
その際、僕であれば認知行動系の人を選ぶのをおすすめします。
(サイトとかにどの流派、というのは大体書いてあります。)

心理療法には、精神分析等の流派もあるのですが、認知行動療法等の「行動から変えてみましょう」というやり方に比べると、少しとっつき辛いというか、「こじつけやろそれ」といらいらする事も多い印象です。
(その分効果は大きいのかもしれませんけどね!※批判回避)
精神分析系の教授にいじめられたから恨み節で書いてるんやろって?

そのとおりです。一生忘れません。ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?