![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147838092/rectangle_large_type_2_7d002bbf1d74708bb3e2239cb8798692.png?width=1200)
暑さ対策など
人の声も車の音もほとんど聞こえてこないほどの暑さの中、
アブラゼミの声もしなくなるほどの、むわっとした暑さの中で、
ひとり「ビィ~~ン」と鳴いているカワラヒワの声を聴き、
「暑いのに頑張ってるね」「私も負けないぞ」
と一人考えながら歩いています。
・屋外にて
これからの季節、埼玉県南部のこの辺は、熱中症が多い地区なので出歩くのも大変です。
目が悪いため、徒歩しか移動手段がありません。
郊外なので、涼むために逃げ込める場所もありません。
最寄り以外のスーパーは、どこへ行くにも片道20分はかかります。
暑い中を歩いて来た体なので、逆に冷えすぎておかしくなりそうで、長居はできません。
高い建物もないので日陰もありません。
このため暑さの厳しい折には、保冷剤をくるんだタオルを首にまいたり、
ディパックに氷まくらを入れて背負って歩いたりしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1721430543194-FVH20XTJBk.jpg?width=1200)
100円でひと夏使えます。
交通量の多い幹線道路の歩道は、大変な熱量になります。
新しい道路ほど、平行した生活道路(旧道)がないので、
少しは涼しい裏道を、ということもできません。
![](https://assets.st-note.com/img/1721430723994-G3MPXtODmc.jpg?width=1200)
こんなところを毎日1時間以上歩いています。
日傘を試したこともありますが、日傘が欲しくなる暑さでは、
道路からの照り返しが強烈で役に立たないことがわかりました。
・業務用室外機問題
スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどの業務用空調設備の室外機は、
地上2m以上に設置する、ということにはできないのでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1721430827939-z6nrwmbffa.jpg?width=1200)
歩行者や自転車の移動で店舗横を通るときに、
まともに室外機からの熱風にさらされることになります。
重量物を高い位置に固定することの費用と、メンテナンスの不便さなど、
店舗側の都合なのでしょうか。
以前の工場などの室外機は屋根の上にありましたが、
現在のプレハブのような掘っ立て小屋では重量物に耐えられないのでしょう。
また郊外のコンビニなどは、徒歩の来客は想定していないのか、
店舗前の歩道はぐちゃぐちゃで凹凸が多く危険です。
・天気予報
埼玉県南部のこの辺の天気予報は、
「浦和・大宮が表示されていない場合、熊谷のものを見るべき」
なのですが、距離的に近い東京の天気予報を見てしまうことが多く、
暑さで大変なことになります。
2018年7月23日、熊谷で最高気温 41.1℃ を記録した日(以下℃は省略)
埼玉県内では、さいたま39.3、越谷39.2、所沢39.8、久喜38.6、鳩山39.8、寄居39.9、秩父39.2。
東京都内では、東京は39.0、練馬39.6、江戸川臨海36.4、府中38.8、青梅40.8、八王子39.3、小河内 36.3。
と大変なことになっていましたが、メディアでは熊谷の事しか伝えません。
熊谷と青梅は地点最高記録でした。
ちなみに2018年1月26日には、さいたま市は最低気温 -9.8℃ を記録、
秩父より寒い。
埼玉県では、越谷-7.5、所沢-6.0、久喜-8.7、熊谷-4.8、鳩山-10.0、秩父-9.5。
東京都では、東京-3.1、練馬-6.1、府中-7.1、青梅-8.6、八王子-7.8、小河内-7.9。
地球温暖化はどこへ行ってしまったの、ということになっています。
さいたま市の観測地点は荒川の土手にありますが、あちこちで水道管の凍結騒ぎがありました。
さいたま市での半年の間の較差が 49.1℃、下手をするとこのような事が起こるのです。
どこもそうなのでしょうか?
荒川ひとつ越えただけで、全然温度が違うのです。
そんなこともあって、埼玉県南部と東京都・市部では熱中症が多く発生しているのです。
テレビは見ていませんが、浦和あたりの天気予報を欠かさず表示してくれないと、改善は難しいと思います。
特に高齢者など、歴史的に東京からの移住者も多いのです。
観察会で大人50人程が集まり、「生まれ育ちが浦和の方」と聞いたところ、
該当する方は2名しかいませんでした。
川口市もここ40年で20万の人口が増えています。
実際、浦和は関東大震災で東京から疎開してきた人々によって人口が増え、それをきっかけに町から市になりました。
それまで日本で唯一の、県庁所在地の「町」だったのです。
・乱開発
さいたま市が政令市になったときには、「緑区」という名称をつけて、ものすごい乱開発をしていました。結局は人集めのための名称なのです。
「緑が多いですよ。」と宣伝しながら、どんどん緑を削っています。
木が多いため遠方から見ると島のように見える、ということで「緑島」という地名もありました。往時は入り込むと迷いそうなほど緑が深かったのですが、今は跡形もありません。第2産業道路になってしまいました。
保存樹林の説明板も撤去しないうちに、後ろには何も無くなって、ブルドーザが数台動いている。
なんてこともありました。
見沼地域も南側には田圃はほとんどなくなり、乾燥地化されています。
この場所の温度が上がったため、付近での竜巻の発生が多くなり、
これが西風に流されて「越谷の竜巻」が有名になってしまいました。
見沼中央部の南側に、日本で最初に科学的な竜巻の研究がなされた道祖土(さいど:一見難読地名ですが、道祖神を賽の神と理解すれば簡単に覚えられます)という場所があります。
竜巻の被害防止のことを考えると、どうしても急激な開発の抑止を考えなければならなくなり、自治体の税収増加を非難する、という形になってしまいます。藤田哲也『たつまき〈上〉』共立出版、1973年の下巻は、この理由で日の目を見なかったのだと思います。
アメリカの大竜巻にしても、大森林地帯を伐開してただの農地にしてしまったせいなので、リョコウバトの祟り、だと思っています。
・交通
バスも少なく30~40分間隔で、いつ来るかわからないため、
待っている間に熱中症気味になります。
アレルギーがひどいため、防虫剤、洗剤、香水など臭いのきつい人がいると、よけるための座席の移動が危険で不可能なので、途中でも降りるしかなくなります。結果、バスには頼らず歩いています。
バス代がかからなくなるもののサンダルが一ヶ月しか持ちません。
真冬以外は、ほとんど素足にサンダルです。
たまに京浜東北線の駅前に出ると明らかに涼しい。
駅前の商店からの冷気で、こんなに冷房の空気が外に流れているのかと驚かされます。店舗の多い都会はもっと、そうなのだろうと思います。
・水や食品の問題
先日は武蔵野線の駅まで出て、口がカラカラで死ぬかと思いました。
家から歩いて30分。気温は30℃ぐらいだから大丈夫かなと思って出て行ったのですが、駅前では35℃。梅雨時なので湿度がきつい。
「参った。水筒も持ってくれば良かった。」
アレルギーで飲料水等、買って飲めるものがほとんどありません。
スーパーにトップパリューの水があったので一安心。
いつも同じではないのですが、現在飲めるものはこれぐらいです。
ちなみに、災害対策用として各家庭に配られる水も飲めません。
ここ数年、水道水がやっと落ち着いてくれていて助かっていますが、
災害が来たらどうなることやら。
以前の水道水は、
10月初頭ごろ滅菌処理を低温仕様にかえてから、高温が来てしまった場合の処理不足と、
春先に水の無かった農業用水の、固まったヘドロを流すための大量放水の時に、
水質の劣化で使用できなくなっていました。
それ以前では、もっと長期間使用できないことも多かったと思います。
だめだった時には、食器などは、台所洗剤と水道水で洗ったものを、もう一度最後に安全なペットボトルの水で流す、ということをやっていました。
フロは毒消しになる入浴剤を入れます。
使用できる入浴剤も近隣ではごく少数しか見つかりません。
お米は水を使わない無洗米、ということになります。
現在は本当に良くなりました。
水道水が良くない状況では、ミネラルウォーターを調理に使うような店舗でもないと、外食など不可能でした。
しかし、自治体をまたぐと水の状況が変わってくるので、また大変。
水道水は市によって、明らかに質の善し悪しがあります。
現在でも、安い割り箸で食べると差し込んでしまうので外食はしませんが、
持ち帰りなら大丈夫です。逆に食材が劣化していてスーパーなどのものは、ほとんど食べられません。内食に注意。
円安による、食品の品質劣化が止まりません。
個人営業のそば屋、中華屋さんの多くのものは食べられる不思議。
チェーン店、スーパーの恐ろしさ。
家族経営であれば「何かこれ、よくないんだけど」、「じゃあ、使うの止めようか」となるところ。調理担当者が雇われ従業員であれば「会社の方針だから」、「いくらでも代わりがいるから」ということになり、体に良くないものを作り売り続け体調不良になる、ということになっています。
一般家庭の調理であれば、少量多品種ということで悪影響も少なくて済みますが、業務上ともなれば、一日中同一のものを大量に処理することになり、
担当者の負担は大変なものになります。それが無視。
言葉にできなくとも、何かしらの違和感というものはあります。
その感覚が反映されなくなっています。
・屋内で
エアコンはあまり使いません。
除湿器を使い、その分室温が上がるので扇風機で空気を循環させて、ということをしています。クーラーを点けると、室外機からの熱でベランダの温度が2℃は上がります。ガラス戸から伝わる熱が室内の温度にも影響します。
もう一つ、コンクリート建築の和室問題があります。
昼間の暑さにエアコンを使用しても、畳の下のコンクリートが冷気を吸ってしまい、今一つ室温が下がらないのです。
そして、エアコンが不要な夜中過ぎの時間、午前2~4時ぐらいに畳の下のコンクリートから逆に冷されて、室内の温度が一気に下がり始めます。
朝方、体が冷えたり足をつったりということで目が覚める原因がこれだったようです。
特に床から10~15cmに冷気が溜まるので、和室であってもベットのように床から上がった位置で寝る必要があります。
エアコンの風は冷蔵庫の空気(食品の劣化を早めるので、ラップが必需品)と同質なので敏感な方は嫌いますが、エアコン嫌いのもう一つの理由がこれだったようです。
朝方の冷えで困っている方には、必要な注意点だと思います。
・猫と隣家
![](https://assets.st-note.com/img/1721431255906-lQOCxzEmww.jpg?width=1200)
ベランダの手すり下のコンクリートが一番冷たいようです。
これ以上、暑くなるとお隣さんの屋敷林に避暑に逃げて行ってしまいます。
猛暑時にはベランダに日除けをしても、日陰で 40℃ 近くになります。
隣には大ケヤキが2本もあり、おかげで周囲はどれだけ温度が下がっていることか。今はなくなってしまったけれど、キショウブの池もありました。
多い時には野良猫が15匹もいたりしましたが、今は落ち着いています。
ご夫婦もご高齢で、少なくなってしまった緑地がいつまで残ってくれるのか?心配しても、どうしようもありませんが。
真夏には地中から出てくるセミの幼虫を、猫たちは狙っています。
一度は青い出たばかりのセミをくわえてきて、あわてて取り上げて遠くの壁に止まらせました。どうにか正常に茶色くなってくれて、元気に飛んで行ってくれました。ヤレヤレ。
今年は、まだ声のしないうちからアブラゼミを持ってきていました。
メスが先に発生して成熟してから、オスが発生して鳴き出す、
という形になっているようです。
だから力尽きて落ちるようになっても、最初は音のしないメスばかりで、
落ちてジージー言っているオスは後からなのです。
大変だけれども、なぜか微笑んでしまう生活。
工夫して、猛暑をいなしていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
サポートいただけるとありがたいです。資料収集活動、その他地域猫の保護費用に使います。ニャンゲル係数、高いニャン。