アラフォーシンママは毒親?

新学期も始まり、春休み中の娘の過ごし方など投稿しようかな~と考えていたのですが、春休み終盤に自分は「毒親」なのではと考える出来事がありましたのでそれを記そうと思います。


・ことの始まり

春休みも残り一日となった土曜日夜。
風呂上がりに、娘が「気持ち悪い」と言い出しました。
気候が落ち着いてきたその日も、冬の温度設定のままの湯温だったのでのぼせたのだと思いました。
常温のお茶を少し飲ませて、横にしていたのですが「気持ち悪い」と度々訴える状況。
「タクシーに乗るけど、病院いくね?」と問うと「行く」と即答。
娘は車酔いが激しいので、何が何でも車は避けたいタイプです。
それでも病院に行くと言うとは、よっぽどのことだと慌てて#8000に相談しました。

以前も電話した事があるのですが、一向に繋がらなかったので今回も無理かなと思っていましたが、意外にも3コールで繋がって驚きました。

その後、紹介していただいた福岡市の窓口へ連絡し、急患診療センターを案内していただいたのでそちらに電話しました。

予約もなく受付に来てくださいと言われたので、タクシーを呼んで受診しました。
娘は私が電話している間もとても苦しそうにしていたのですが、外でタクシーを待っていたら、外の空気を吸ってからか幾分受け答えもしっかりしてきて呼吸も落ち着いていました。
23時を過ぎていて、小児科の患者さんは3組待っていました。
娘はベンチに横になっていましたが、熱もなく、顔色も悪くはありませんでした。

結果、心臓・肺の音は異常なく、お腹の音が気になるとのこと。
原因は不明だが、吐き気止めを貰って帰路につきました。
娘は診てもらったことに安心したのか、吐き気止めの薬を飲んですぐ横になりました。
なんせ、既に深夜1時を過ぎていたので、眠気の方が勝ったようです。

・翌日

朝から何事もなかったかのようでしたし、実際前夜のことを二人とも忘れるくらい本当にケロッとしていました。
大事をとって、この日の入浴は避けました。

しかし、わたしが風呂から上がってくると、また「気持ち悪い」、「寒くないけど震えがとまらない」と言いました。
確かに、震えているようにも思うけれど・・・
前日のこともあり、一度ベランダに出て外の空気を吸うことにしました。
そしたら「吐きたい」と言うのでトイレに直行し、
「病院に行きたい」と言うので、通院の準備をしました。
吐いた時の着替えと、医療証等・・・
準備をしていると、「安心したからか、少し良くなった」と言うではありませんか。

・・・声の印象も動きも明らかに普段通り。
なんとなく嫌なことを考える自分がいました。

その日は、落ち着いたなら薬を飲んで一旦横になって、それでも苦しかったら病院に行くことにしました。
その後はすぐに寝ついたので病院には行きませんでしたが、すぐ対応できるように着替えたまま就寝しました。

・翌々日

いよいよ春休みも明け、始業式です。
クラス替えや担任の先生が気になる様子で、少し緊張して登校しました。
わたしは、この日まで在宅勤務のため家で見送りです。
帰宅後も元気で、同じクラスのお友だちや新しい先生のことを興奮気味に話してくれました。

お風呂の湯温を低めに入浴して、早めに寝る準備をしていた21時半頃。
また「気持ち悪い」「息が苦しい」と言い出しました。
そしてすぐさま「病院に行きたい」と・・・

連日の発症(?)で、さらに若干過呼吸気味にも見えたので、すぐタクシーを呼んで病院へ。
前回とは異なる先生でしたが、結局同じお薬を処方してもらっただけです。
かかりつけ医に診せるように言われ、翌日近所のかかりつけ小児科へ行くことにしました。

そもそも、病院についた頃には既に落ち着いていたし、鼻歌を歌うほどでした。
本人は「病院にきて安心したみたい」と言っていました。

・母の思惑

こんなことを考えるわたしはとても酷い母親だと思います。
ひとり親で、わたしの言動が多分に影響することは重々承知しています。
しかし、どうしても考えてしまうのです。

これは娘の「悲劇のヒロイン体質からくるものではないか」と・・・

以前からよくあるのです。
22時過ぎに「実は今日嫌な事言われたの」と言い出して、泣いて取り乱すこと、自分ひとりに対して複数人が強く言ってくると。
わたしはその場面を見ていないので判断はできかねますが、聞いていると娘が勝手に相手の考えをネガティブに受け止めて悲観しているだけのように感じます。
想像力豊かな性格で、感受性が高く良い面は沢山あるのですが、勝手に思い込んでネガティブの渦に自分で埋もれていく”ゾーン”が度々あります。
「どういう意図で言っているのかをちゃんと確認すること」と言いますが、言い返す事が出来ない性格ですぐだんまりか、その場から逃げてしまいます。
わかります、「何故そう言うことを言うの?」が言えない気持ちも。
逃げたくなる気持ちも。
その娘を否定するつもりもないし、信じていないわけでもない。
実の娘ですから、信じています。
本人にとっては嘘ではないのです。
実際にあったことを、自分なりに(過大に)解釈してしまっているのだと。

・翌々翌日とその後

いつも朝からは何もないのと、本人の学校は休みたくないという希望もあり、娘の下校後通院することにしました。
仕事は午後お休みです。
(理解のある職場で本当にありがたい)
かかりつけの先生は、逆流性食道炎かもしれないと漢方薬を処方してくださいました。
漢方薬が効いたのかは不明ですが、その夜は気持ち悪さもほとんどなく夜を過ごすことができました。
次の日以降も漢方薬を服用し、日常に戻ったのですが・・・

入学式でお休みだった木曜日、夕食のスープに入れた5mm角程のジャガイモが、一瞬喉につまりました。
テレビを観ながら食べていたのが原因です。
喉につまると、取れたあともずっとつまっているかのように感じてしまいます。わたしも経験があります。
その後娘は完食し、動画をみてキャッキャッと騒いで楽しんでいました。

それが、動画視聴の制限時間になり動画が終わった途端・・・
「喉につまって苦しい病院に行く」と苦しそうに言い出しました。

やさしい親御さんは、きっと大丈夫?と言ったでしょう。
残念ながら、未熟なわたしは「今まで楽しそうに動画みていたよね?その時なにも言わなかったじゃない」と言いました。
親として失格です。

夜間の病院に行っても、結局着くころには何も症状は無いようになっているだろうし、診てもらったところで、気になるなら吐かせる処置をするかもしれません。
わたしは医学の知識はないので判断できないし、実は娘が危ないことになるかもしれない。
ですが、それならそれまでの時間は何だったのだと思いました。
つまったままだったら、ご飯を続けて食べることもできないはず、楽しく動画視聴もできないはず。
安心するために行くのは構わない。
だが、それだけだ。と強く思ってしまったのです。
お金の話をしたくないけれど、娘の心の安寧のために連日往復5千円近いタクシー代を払って夜間診療を受け、次の日には何事もなく日常を送り、また次の日も仕事があるのに夜中通院するのかと。

結局その後、泣いている娘から「実は去年『死ね』と言ってくる子がクラスにいて、今年も同じクラスになった」と喉につまらせたこととは関係ない話がでてきました。
それに関しての対処法と、今後どうするかを話し合い、わたしは味方であると伝えました。
別の思惑があるにもかかわらずです。
味方であることも、信じていることも嘘ではありません。
大好きで愛しています。

それでも、不定期にでてくる悲劇のヒロインに対してどのように対応すればよいか、未だに良いアイデアはありません。

10年以上「母親」をしていますが、改めて私一人の言動が娘の未来に影響すると考えると、とても恐ろしく責任が伴うものだと実感しました。

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