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ことばたち

75
言葉を綴ります。
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2015年7月の記事一覧

or

幼い愛を片手に
焼ける夕空は憎ましく
夢を描いては崩して歩く
白い線が浮いている
境界線みたいに

私は
どちらだ

リククラゲ

海へ行ってみようか
波にさらわれて
クラゲになってみたい
なにも考えない
なにも変えない
陸を捨て
ただただ海の一部になる
暗いだろうか
食われてしまうだろうか
痛みも恐怖も
なにも感じないだろうか

0g

軽い
ゴキブリの命みたいに
軽い
行き場のない雨みたいに
軽い
あの壊れたハサミみたいに
軽い

企図

 雨の打ちつける音がする。
 その一定のノイズが段々と近付いてくる。脳が覚醒していくのを感じる。まだ眠っていたいが、きっともう無理だろう。
 いつものように諦め、うっすらと瞼を開くが、暗くぼやけて何も見えない。
 ぎゅ。
 何かが左手を握った。はっとして横を向く。そうだ。今日は、いつもの朝とは違うのだ。
 隣には、穏やかな表情で眠る彼女がいる。それだけで、心が安らいだ。いつの間にか、雨音が気になら

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リセット

悪い血を抜くみたいに
淀んだ息を吐き捨てるみたいに
溜まったものをリセットする
瞬間が必要なのです
たぶん それ無くしては生きていけない
そう思い込まずにはいられない
#詩

「何度朝日が昇っても、
 何度でも夜はやってくる。」