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38歳の本気メンテ - はじまり -

38歳を目前にしたある日、あまりに自分を大切にしていないことにふと気づいた。

なぜだろう。無駄遣いはやめようとか、いまさら女を磨いても仕方ないとか、そんなことばかり考えて「きれいになりたい・健康でいたい」という純粋な気持ちをジップロックに入れて密封しちゃっていた。

もっとやりたいことやろう

端的に言えば、真面目に頑張るがあまり、「贅沢は敵」みたいな発想になりすぎていた。

学歴がなかった私は人一倍努力しないといけないと思っていたし、今では社会構造がそうであることを憎ましいと思うけど、シンプルに男と同化する道を選んでいた。

でも、私は本当はかわいくありたいし、きれいでありたい。

歳とって環境も整って、余裕が生まれて、ようやくそんな根源的な自分の欲求に気づいて驚く。頑張ったおかげで経済的な余裕や時間の余裕があったところで、あまりにそれに蓋したツケが回ってきて、自分に納得がいかないという。

あぁ、なんてアホなんだろう。アホすぎて涙が出てくる。
お金使おう。時間使おう。

きっかけ

私には3年付き合っている恋人がいる。心の底から良い恋人だと思っているし、結婚の話もしていて、彼の愛情も人格も疑う余地はない。

しかし新型コロナウイルスが及ぼした経済状況で、今彼は大変忙しい。ピンチでもあったし、その中でチャンスが来たので、彼の人生で一番と言っていいほどの仕事の山場と対峙している。

そんなことは重々承知しているんだけど、直近の半年ほどは、月イチ会うかどうか。LINEでおはようとおやすみはマメにくれているけれど、それ以外の情報がないに等しい。
一方で仕事関連の仲間たちと楽しくやっている様をインスタで見てしまう。そこには綺麗な女性もいる。こうなると理性とは別にどうしても不安がつきまとう。

しかしこれは私の自信のなさからくる不安でしかないので、彼にぶつけるのはお門違い。自己満でもいい、今この不安を彼にぶつけないために、とにかく少しでも自信をつけよう。

そう思って、生まれてはじめて、医療ハイフを受けに行った。

引き金

医療ハイフの効果は絶大で、30,000円で見える世界が変わった。
純粋な効果だけ見ちゃうと別にそんなに変わっていないかもしれない。
でも、誰かに自分を見せたいと思える、そんな気持ちは久しぶりだった。
なんだ、こんなことでポジティブになれるのか。

高額な化粧品を固定費として使い続けることを考えれば、一発である程度の効果が出るのはある意味安い(し、効果が見えやすいので満足感がある)

一点、ここで伝えておきたいことが、私がそんな気持ちに蓋をしている20年くらいの間にサービス自体が進化していること。
私の年代からすると、こういった美容関連のサービスは、効果がそもそも胡散臭いということや、不当に高い・勧誘が凄まじい、という印象がある。

しかし、勇気を出して行ってみたら、確かに1回の支出として高額ではあるけどその他の方法と比較するとコスパ悪くないので目的意識次第だと思える。それに、これはテクノロジーの進化によるのか、ちゃんと結果が出るので十分リピーターはいて、不当な勧誘は一切なかった。料金も単純明快。

これで食わず嫌いは解消されたので、じゃあもう1段階やっちゃおうかなーということで、一番気になっていた顔をどうにかしたいと、脂肪溶解リニアもやることにした。

本気メンテがスタート

リニアは3回コースで10万ほどしたので、いつも大して物欲を持たない私としてはかなり高額ではある。けど、前回のハイフでも結果が出ているのであまり高いと感じなかった。

サービスが高いかどうかは受けるこちらが、どう利用するかというところにも大きく関わると思う。
初回の施術のあと、せっかくだから代謝あげたいなーとかそういう気持ちになった。

それなので、これまでだらだら続けていたジムに少し工夫をしようと目的意識が出てきた。

ジムの頻度や強度をあげる中で、クラスの終わりにトレーナーさんに「このクラスの後にちょっと食事を我慢すると、翌朝結構違いがわかりますよ」と言われて、その通りにしてみたら確かにお腹がすっきりしていた。

緊急事態宣言中であることや、彼氏とあまり会えないことで、一番のボトルネックであるお酒は飲まずに過ごすことができるし(放っておくと週4で飲みにいく人)、外食の機会なんてほとんどないので、今なら食事制限がやりやすい!というのもあって、よし、この際だから食事制限もやろう!となって、ボディメイクに良さそうな食生活を設計した。

こんな感じで、ハイフを皮切りにトントントンとモチベーションが上がり、気づいたら本気メンテがスタートしていた。

せっかくなので

こんなにモチベーションが上がったことないし、今年に入ってここまでペースがつくれて、早くも色々結果は出ている。
シンプルに痩せたし、体力ついたり腰痛がだいぶ軽くなったりして、睡眠の質も上がったし身体は絶好調。さらにはそのおかげでメンタルも調子いい。

モチベーションとしても環境としても、こんなに自分のことにお金と時間を使えるチャンスはそんなにないと思うので、38歳をメンテ期間とすることにした。

ちょうど誕生日くらいから本格的にスタートしているので、1年でいろいろ変えていこうと思う。
ダイエットや美容ということだけじゃなくて、デンタルケアとか、脱毛とか、今のうちにやっちゃっと方が良さそうなメンテナンスは思いつく限りやっていく。

実は、このnoteもその一貫だと思っている。
というのも、ボディメンテだけでなく、教養や知識などなど、そういうことも含めてメンテの歳にしたいからだ。もっというと、同じような理由でSNSもだいぶサボっているんだけど、自分のホームになるようなものがない・自分を表すようなものがない、ということもメンテ対象と捉えている。

目的の総括

そんなわけで、環境としては大人としての合格点をつけるに至ったので、今度は自分自身に合格点をつけるべくメンテ歳を過ごしていく、ということなのだけど、要するに自信をつけて良い状態で過ごしていくための自分磨きということですね。

自分磨きという言葉が気持ち悪くて敬遠してきたことを反省。なんかもうちょい気持ち悪くない言葉にならないもんですかね。

そんな敬遠してきた自分磨きをひとつずつ解いて向き合って、自信をつけていく作業は、実は最終的には精神的なメンテなのかもしれません。


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