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暮らす喜び

ケルト音楽をかけ、おいしい紅茶を飲みながら、無印の店舗にいるみたいだなあ、カフェにいる気分だなあ、と思いながら
…部屋の掃除をした。洗い物をした。カフェのお客さんではなく、スタッフの方だな。

家の中のものをきれいに並べたり、買ってきたものをあるべき場所に収めるときって 気持ちが満たされるのだ。うん。これもお店のスタッフだな。

持ち帰っている仕事をしたり、音楽をかけたりするのと、こうして何かを書くのと、家の掃除を交互にしている。家事か仕事か、みたいな葛藤があった時期が長かったけれど、最近は、家事をしたり、仕事をしたり、という過ごし方が定着してきた。どちらかの集中力がとぎれたら、別の作業に移る。

今からは、ストックの整理をする。トイレットペーパーとか、石鹸とかが収まっているところの整理。平日は買い物の時間がとれないし、土日も仕事が立て込んだりすることがあるので、買い物はできるときに多めに買う。だから、収納も十分にスペースをとってある。物が少ない暮らしは素敵だけれど、うちには多めに物がストックされている状態が保たれているのが合っている。それぞれの家庭にあった物の整理のしかたがある。

長年かけて 作ってきた我が家のペース。

夫と知り合って、いっしょに暮らしを作り始めてから、もう二十年目になることに気づいた。すごい、すごいぞ。親と一緒に過ごした時間より、夫と暮らした時間の方が長くなっているんだ。

音楽も、食べ物も、家具や家電が、私たちの暮らしのなかで生きている。
いろんなものが家の中で息づいている。

物を整えたり、床を掃除することは、これまでの時間に磨きをかけることでもあるんだな、と思う。積み重ねてきた時間が、木の色にも見てとれる。
そういうものを思いながら、棚の埃をとったり、床をふいたりしよう。

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